ニュース 2015.10.17. 09:00

3球団が来季のスタッフを発表 外部出身者のコーチ陣が増えている?

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オリンピック監督時代の星野仙一氏[Getty Images]
 16日現在でオリックス、楽天、西武の3チームが来季のコーチングスタッフを発表している。以前は生え抜きや移籍先で引退した選手たちが、引退後監督やコーチを務めることが多かった。ただ近年は、現役時代にプレーした経験がないチームでコーチ、監督を引き受けるケースが増えてきている。

 特に顕著に出ていたのが、落合博満監督時代の中日。落合政権最後の年となった2011年のコーチングスタッフを見てみると、森繁和ヘッドコーチ、辻発彦総合コーチ、石嶺和彦打撃コーチ、笘篠誠治外野守備走塁コーチなど現役時代中日でプレーしたこのないコーチが多かった。また、森繁和ヘッドコーチを始めとした黄金時代を築いた西武出身のコーチが目立っていた。

 来季のコーチングスタッフを発表した楽天は、梨田昌孝監督を始め、古久保健二バッテリーコーチ、真喜志康永内野守備・走塁コーチなど元近鉄出身者が多い。そもそも創設して11年のチームということもあり、現役時代楽天でプレーした選手が監督した経験はない。そのため外様のスタッフが多く、野村克也氏の監督時代は元ヤクルト、星野仙一監督時代は元中日のコーチ陣が重要なポストを務めていた。

 一方で、生え抜きの監督、コーチが多いチームもある。広島はその傾向が強い。今季のコーチ陣で現役時代に広島でプレーしたことがないのは、新井宏昌打撃コーチ(今季限りで退団)だけ。石井琢朗守備・走塁コーチは横浜でプレーしていた期間が長いが、現役最後に所属していた球団は広島だった。その他は、ほぼ現役時代広島で汗を流したコーチ陣となっている。

 来季のコーチングスタッフを発表していない球団が多く、外部出身のコーチが増えているか注目してみるのも面白いかもしれない。

 
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