10月24日から開幕する日本シリーズはヤクルトとソフトバンクが対戦。ヤクルトの真中満監督、ソフトバンクの工藤公康監督ともに就任1年目の監督だ。そこで、過去の日本シリーズ新人監督対決を見ていきたい。
これまでに新人監督同士の日本シリーズは3度行われている。1度目は、1986年の西武・森祇晶監督と広島・阿南準郎監督だ。このシリーズは第1戦が延長14回時間切れ引き分け。第2戦から広島が3連勝で一気に王手をかけた。前年は阪神に敗れ日本一を逃した西武も、第5戦に投手の工藤公康が広島の守護神・津田恒美からタイムリーを放ちサヨナラ勝ち。この勝利で勢いに乗った西武は、第6戦と第7戦も勝利し、3勝3敗1分で第8戦へ。日本シリーズ史上初となる第8戦は、秋山幸二の本塁打など3点を奪った西武が勝利。西武の森監督が新人監督対決を制した。
2度目は2002年の巨人・原辰徳監督と西武・伊原春樹監督の対決。この年は西武が90勝、巨人も全球団に勝ち越して86勝を挙げており、好ゲームが期待された。しかし、第1戦、巨人は最多勝を挙げた上原浩治に対して、西武は15勝を挙げた西口文也ではなく、故障で6勝にとどまった松坂大輔。3回に清原和博の2ランなどで4点を奪った巨人が第1戦を勝利。第2戦以降も、西武を圧倒した巨人が4連勝。原監督は就任1年目で日本一を達成した。
3度目は2004年。オレ流采配でセ・リーグを制した落合博満率いる中日と、レギュラーシーズン2位からプレーオフを制した西武伊東勤監督の対決。このシリーズは第3戦で大逆転負けを喫した中日が、第4戦と第5戦を勝利し3勝2敗で、地元・名古屋に戻った。ホームの中日が有利になるかと思われたが、西武が第6戦に勝利し逆王手。最終第7戦は第1戦に勝利投手となった石井貴が中日打線を封じこみ、西武が勝利。新人監督対決は、伊東監督に軍配が上がった。
今年の日本シリーズでは04年以来、11年ぶりに新人監督対決が実現する。シーズン、CSと圧倒的な強さを誇ったパ・リーグのソフトバンク、2年連続最下位からリーグ制覇したヤクルト。どちらの新人監督が日本一を勝ち取ることができるだろうか。
【日本シリーズ新人監督対決】
1986年 西武日本一
森祇晶(西武)
阿南準郎(広島)
2002年 巨人日本一
原辰徳(巨人)
伊原春樹(西武)
2004年 西武日本一
伊東勤(西武)
落合博満(中日)
2015年
工藤公康(ソフトバンク)
真中満(ヤクルト)
これまでに新人監督同士の日本シリーズは3度行われている。1度目は、1986年の西武・森祇晶監督と広島・阿南準郎監督だ。このシリーズは第1戦が延長14回時間切れ引き分け。第2戦から広島が3連勝で一気に王手をかけた。前年は阪神に敗れ日本一を逃した西武も、第5戦に投手の工藤公康が広島の守護神・津田恒美からタイムリーを放ちサヨナラ勝ち。この勝利で勢いに乗った西武は、第6戦と第7戦も勝利し、3勝3敗1分で第8戦へ。日本シリーズ史上初となる第8戦は、秋山幸二の本塁打など3点を奪った西武が勝利。西武の森監督が新人監督対決を制した。
2度目は2002年の巨人・原辰徳監督と西武・伊原春樹監督の対決。この年は西武が90勝、巨人も全球団に勝ち越して86勝を挙げており、好ゲームが期待された。しかし、第1戦、巨人は最多勝を挙げた上原浩治に対して、西武は15勝を挙げた西口文也ではなく、故障で6勝にとどまった松坂大輔。3回に清原和博の2ランなどで4点を奪った巨人が第1戦を勝利。第2戦以降も、西武を圧倒した巨人が4連勝。原監督は就任1年目で日本一を達成した。
3度目は2004年。オレ流采配でセ・リーグを制した落合博満率いる中日と、レギュラーシーズン2位からプレーオフを制した西武伊東勤監督の対決。このシリーズは第3戦で大逆転負けを喫した中日が、第4戦と第5戦を勝利し3勝2敗で、地元・名古屋に戻った。ホームの中日が有利になるかと思われたが、西武が第6戦に勝利し逆王手。最終第7戦は第1戦に勝利投手となった石井貴が中日打線を封じこみ、西武が勝利。新人監督対決は、伊東監督に軍配が上がった。
今年の日本シリーズでは04年以来、11年ぶりに新人監督対決が実現する。シーズン、CSと圧倒的な強さを誇ったパ・リーグのソフトバンク、2年連続最下位からリーグ制覇したヤクルト。どちらの新人監督が日本一を勝ち取ることができるだろうか。
【日本シリーズ新人監督対決】
1986年 西武日本一
森祇晶(西武)
阿南準郎(広島)
2002年 巨人日本一
原辰徳(巨人)
伊原春樹(西武)
2004年 西武日本一
伊東勤(西武)
落合博満(中日)
2015年
工藤公康(ソフトバンク)
真中満(ヤクルト)