ニュース 2015.11.05. 13:35

激戦制した木更津総合が秋の関東制覇!常総学院は3度リードも守れず…

 高校野球の秋季関東大会は5日、埼玉・県営大宮球場で決勝戦が行なわれ、木更津総合(千葉)が常総学院(茨城)に8-7でサヨナラ勝ち。劇的な幕切れで優勝を果たした。

 史上稀に見る激戦となった決勝戦、最初に主導権を握ったのは常総学院だった。初回に1年生で4番に座る宮里の犠飛で先制に成功すると、1-1の同点で迎えた6回には4番・宮里の3ランで勝ち越し。1年生・宮里の4打点の活躍で常総学院がリードを奪う。

 それでも、木更津総合はここから驚異的な粘りを見せる。3点を追う6回裏に2点を返すと、8回には和田のタイムリーで同点。9回表には併殺崩れとタイムリ-で再び突き放され、万事休すかと思われたが、その裏に相手のエラーからチャンスを作り、5番の鳥海が起死回生の2点タイムリーを放って試合を振り出しに戻した。
 
 延長10回にも内野ゴロの間に失点を許した木更津総合だったが、その裏にスクイズを決めてまたも同点に。どれだけ勝ち越しを許しても食らいついていく根性を見せると、7-7で迎えた延長13回に、一死二三塁のチャンスから最後は相手のタイムリーエラーでサヨナラのホームを踏んだ。

 この試合を通して一度もリードすることができなかった木更津総合であったが、脅威の粘りで最後の最後にサヨナラ勝ち。2年連続の決勝戦で、昨年届かなかった初優勝を掴みとった。

 一方の常総学院は3度リードしながらも守り切ることが出来ず、掴みかけた15年ぶりの優勝は手からすり抜けた。

【決勝戦・結果】

● 県営大宮公園野球場
木更津総合(千葉) 8x - 7 常総学院(茨城)
常|100 003 002 100 0 |7
木|001 002 012 100 1x|8
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