ニュース 2015.11.03. 12:15

まもなく開幕!プレミア12とWBCの違いは?

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侍ジャパンの小久保裕紀監督 [getty images]
 11月8日に「世界野球WBSCプレミア12」が開幕する。「プレミア12」は世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が主催する新たな国際大会。この大会は2014年のWBSC世界野球ランキングの上位12カ国・地域からの選出となっている。ただ、野球の国際大会といえば「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」がある。そこで、プレミア12とWBCの違いを見ていきたい。

 まずは大会の主催者が違う。WBCは2005年にMLB機構とMLBの選手会によって設立されたワールド・ベースボール・クラシック・インク(WBCI)が主催者。一方8日から行われるプレミア12の主催者はWBCIではなく、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)となっている。そういったことも関係しているのか、プレミア12にはメジャーリーガーが基本的に参加しない方針だ。

 ルール面では、WBCで設けられる球数制限が今回の「プレミア12」では適用されていない。WBCでは第2先発を置くなど、投手陣のやりくりに苦労していたが、今回は球数に制限されることなく先発投手を長いイニング引っ張ることができる。

 延長戦は10回以降、無死一、二塁からのタイブレークが採用されている。日本のプロ野球の公式戦とは違うこともあり、延長戦に入ってからどのように各国戦っていくか注目だ。

 また、大会方式も違う。WBCが行われた2013年の第1ラウンドは、4か国が4グループに分かれて総当たり戦を実施。上位2か国が第2ラウンドへ進出を決めていた。そして、第2ラウンドはダブルイリミネーション方式でトーナメントを実施し、上位2カ国が準決勝、決勝に駒を進めるという流れだった。

 プレミア12では世界ランキング1位から12位までの国をAとBの2つのグループに分け、総当たりの1次ラウンドが行われる。各グループの上位4チームが勝ち上がりとなり、敗者復活戦なしの決勝トーナメントが開催される。最後まで勝ち抜いたチームが、世界ナンバー1となる。

 このように主催者、大会方式、ルールなどWBCとは色々違うプレミア12。8日から開幕するプレミア12の初代王者となる国はどこになるだろうか。
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