ニュース 2015.11.03. 11:15

8日にプレミア12が開幕!外国人打者を得意にする侍投手陣は誰?

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侍ジャパンの大谷翔平(左)と松井裕樹(右)[getty images]
 『WBSC世界プレミア12』が11月8日から開幕する。シーズンでは日本人との対戦が多いが、国際試合では当然外国人選手との勝負になる。そこで、侍ジャパン投手陣の今季外国人打者との対戦成績を見ていきたい。

 先発投手で、外国人打者を得意にしているのは大谷翔平(日本ハム)。今季投手三冠に輝いた右腕は、対外国人の被打率が.114(88打数10安打)とほぼ完璧に抑え込んでいる。キューバ代表のデスパイネに対しては11打数0安打5奪三振と1安打も許していない。最も助っ人に打たれた安打数はクルーズとメヒアの2本。それでも、クルーズに対して、被打率.200(10打数2被安打)、メヒアは被打率.125(16打数被安打2)と外国人打者を苦にしない印象だ。

 リリーフ陣では、松井裕樹(楽天)が外国人打者を抑え込んでいる。松井は楽天で抑えを任されていたこともあり、大谷に比べて外国人打者との対戦数は少ないが、被打率.077(26打数2被安打)とわずか2本の安打しか打たれていない。特にレアード(日本ハム)に対しては7打数0被安打、5奪三振、0四死球。7度の対戦中5回三振を奪っている。代表候補だった高橋朋己(西武)が故障で代表に選出されなかっただけに、貴重な左のリリーフとして活躍が期待される。

 一方で、今季外国人打者に打たれた投手もいる。西勇輝(オリックス)がそうだった。西は今季の対外国人成績は被打率.268(97打数26被安打)。キューバ代表のデスパイネに対しては、13打数4被安打と打ち込まれた。キューバとは別グループのため、予選ラウンドでの対戦はないが、決勝トーナメントで戦う可能性はある。その時は、しっかりとデスパイネを封じたいところだ。

 その他の今季、外国人打者との対戦被打率は以下の通り

今季、外国人打者との対戦被打率

10 松井裕樹(楽天)
被打率.077(26打数2被安打)
被本塁打0
奪三振数15

11 菅野智之(巨人)
被打率.211(128打数27被安打)
被本塁打3
奪三振数26

14 則本昂大(楽天)
被打率.219(105打数23被安打)
被本塁打6
奪三振数37

15 沢村拓一(巨人)
被打率.195(41打数8被安打)
被本塁打0
奪三振数13

16 大谷翔平(日本ハム)
被打率.114(88打数10被安打)
被本塁打1
奪三振数40

18 前田健太(広島)
被打率.230(139打数32被安打)
被本塁打1
奪三振数37

19 増井浩俊(日本ハム)
被打率.194(36打数7被安打)
被本塁打0
奪三振数9

21 西勇輝(オリックス)
被打率.268(97打数26被安打)
被本塁打5
奪三振数22

22 大野雄大(中日)
被打率.231(104打数24被安打)
被本塁打3
奪三振数22

24 山崎康晃(DeNA)
被打率.273(33打数9被安打)
被本塁打1
奪三振数10

29 小川泰弘(ヤクルト)
被打率.212(104打数22被安打)
被本塁打3
奪三振数24

30 武田翔太(ソフトバンク)
被打率.213(89打数19被安打)
被本塁打4
奪三振数31

35 牧田和久(西武)
被打率.267(60打数16被安打)
被本塁打2
奪三振数10

※日本人扱いとなっている外国人選手との対戦は除く
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