現地時間19日に今年の「最優秀選手(MVP)」が発表され、ブルージェイズのジョシュ・ドナルドソンとナショナルズのブライス・ハーパーが選ばれた。
MVPの発表をもって、2015年シーズンの選手表彰が出揃った。今シーズンのMLBを彩った選手たちは以下の通り。
AL:ジョシュ・ドナルドソン(ブルージェイズ)
NL:ブライス・ハーパー(ナショナルズ)
ともに初受賞。ドナルドソンは得点(122)と打点(123)でリーグトップの数字を記録し、チームを22年ぶりの地区優勝へと導いた。ハーパーはBBWAAの記者30人全員から1位に推される“満票受賞”を達成。22歳と353日(シーズン終了時点で計算)での満票受賞は、MLB史上最年少というおまけ付き。
AL:ダラス・カイケル(アストロズ)
NL:ジェーク・アリエッタ(カブス)
こちらもともに初受賞。カイケルは20勝8敗、防御率2.48と圧巻の成績を残し、チーム10年ぶりのプレーオフ進出へ大きく貢献。ワイルドカードゲームではヤンキースの田中将大に投げ勝った。アリエッタはメジャートップの22勝をマーク。ノーヒッターも達成するなど、大きく飛躍した一年となった。
AL:カルロス・コレア(アストロズ)
NL:クリス・ブライアント(カブス)
コレアは抜群の身体能力で魅せる将来のスター候補。デビューイヤーから99試合に出場し、打率.279、22本塁打を記録した。アストロズからの新人王は、1991年のジェフ・バグウェル以来で史上2人目のこと。ブライアントは開幕前のオープン戦で大暴れを見せ、“怪物”としてメジャーを騒がせていた選手。4月途中にデビューを果たすとその噂に違わぬ活躍で、1年目から打率.275、26本塁打、99打点をマークした。
AL:ジェフ・バニスター(レンジャーズ)
NL:ジョー・マドン(カブス)
バニスター監督は、史上5人目となる監督就任1年目での受賞。ダルビッシュ有を欠いたチームを率いて4年ぶりの地区優勝を果たしたことが評価された。一方のマドン監督はこれが3度目の受賞。今シーズンからカブスの指揮官に就任すると、2年連続で最下位に沈んでいたチームをプレーオフまで引き上げた。
AL
投:ダラス・カイケル(アストロズ)
捕:サルバドール・ペレス(ロイヤルズ)
一:エリック・ホズマー(ロイヤルズ)
二:ホセ・アルテューベ(アストロズ)
三:マニー・マチャド(オリオールズ)
遊:アルシデス・エスコバル(ロイヤルズ)
左:ヨエニス・セスペデス(タイガース)※現メッツ
中:ケビン・キアマイアー(レイズ)
右:コール・カルホーン(エンゼルス)
NL
投:ザック・グリンキー(ドジャース)
捕:ヤディエル・モリーナ(カージナルス)
一:ポール・ゴールドシュミット(ダイヤモンドバックス)
二:ディー・ゴードン(マーリンズ)
三:ノーラン・アレナド(ロッキーズ)
遊:ブランドン・クロフォード(ジャイアンツ)
左:スターリング・マルテ(パイレーツ)
中:A.J.ポラック(ダイヤモンドバックス)
右:ジェーソン・ヘイワード(カージナルス)
投:ジェーコブ・デグローム(メッツ)
捕:バスター・ポージー(ジャイアンツ)
一:ポール・ゴールドシュミット(ダイヤモンドバックス)
二:ディー・ゴードン(マーリンズ)
三:ノーラン・アレナド(ロッキーズ)
遊:アンドレルトン・シモンズ(ブレーブス)
左:スターリング・マルテ(パイレーツ)
中:ケビン・ピラー(ブルージェイズ)
右:ジェーソン・ヘイワード(カージナルス)
最優秀守備者賞:アンドレルトン・シモンズ(ブレーブス)
最優秀守備チーム:ダイヤモンドバックス
AL
捕:ブライアン・マッキャン(ヤンキース)
一:ミゲル・カブレラ(タイガース)
二:ホセ・アルテューベ(アストロズ)
三:ジョシュ・ドナルドソン(ブルージェイズ)
遊:イグザンダー・ボガーツ(レッドソックス)
外:マイク・トラウト(エンゼルス)
外:ネルソン・クルーズ(マリナーズ)
外:J.D.マルティネス(タイガース)
指:ケンドリス・モラレス(ロイヤルズ)
NL
投:マディソン・バムガーナー(ジャイアンツ)
捕:バスター・ポージー(ジャイアンツ)
一:ポール・ゴールドシュミット(ダイヤモンドバックス)
二:ディー・ゴードン(マーリンズ)
三:ノーラン・アレナド(ロッキーズ)
遊:ブランドン・クロフォード(ジャイアンツ)
外:ブライス・ハーパー(ナショナルズ)
外:アンドリュー・マカッチェン(パイレーツ)
外:カルロス・ゴンザレス(ロッキーズ)
年間最優秀選手:ジョシュ・ドナルドソン(ブルージェイズ)
マービン・ミラー・マン・オブ・ザ・イヤー:アダム・ジョーンズ(オリオールズ)
(※グラウンド上でのパフォーマンスや、自身のコミュニティーへの貢献によって周囲に刺激を与えた選手を表彰)
マジェスティック・アスレチック・オールウェイズ・ゲーム賞:ホセ・アルテューベ(アストロズ)
(※つねに全力プレーを見せた選手を称える賞。新設。)
AL
優秀選手:ジョシュ・ドナルドソン(ブルージェイズ)
優秀投手:ダラス・カイケル(アストロズ)
優秀新人:カルロス・コレア(アストロズ)
カムバック賞:プリンス・フィルダー(レンジャーズ)
NL
優秀選手:ブライス・ハーパー(ナショナルズ)
優秀投手:ザック・グリンキー(ドジャース)
優秀新人:クリス・ブライアント(カブス)
カムバック賞:マット・ハービー(メッツ)
AL:アンドリュー・ミラー(ヤンキース)
NL:マーク・メランコン(パイレーツ)
ミラーは加入1年目からストッパーを務め、36個のセーブを記録。メランコンは自己最多の78試合に登板し、51のセーブを挙げた。
AL:プリンス・フィルダー(レンジャーズ)
NL:マット・ハービー(メッツ)
フィルダーは移籍1年目の2014年にヘルニアなどの問題に苦しみ、打率.247、本塁打3とドン底を味わうも、今年見事に復活。打率.305、23本塁打で98打点とかつての輝きを取り戻し、チームの地区優勝に大きく貢献した。ハービーも13年オフに受けたトミー・ジョン手術の影響から14年は全休となったが、今年から復帰。13勝8敗で防御率2.71の好成績を残し、投球回も189回1/3と完全復活をアピールした。
AL:ジョシュ・ドナルドソン(ブルージェイズ)
NL:ブライス・ハーパー(ナショナルズ)
アンドリュー・マカッチェン(パイレーツ)
ピッツバーグで恵まれない子供のための基金を設立するなど、地域への貢献活動を積極的に行っていたことが評価され、初めての受賞となった。
MVPの発表をもって、2015年シーズンの選手表彰が出揃った。今シーズンのMLBを彩った選手たちは以下の通り。
最優秀選手(MVP)
☆最も活躍した選手を称える賞。全米野球記者協会(BBWAA)所属の記者による投票により決定。AL:ジョシュ・ドナルドソン(ブルージェイズ)
ともに初受賞。ドナルドソンは得点(122)と打点(123)でリーグトップの数字を記録し、チームを22年ぶりの地区優勝へと導いた。ハーパーはBBWAAの記者30人全員から1位に推される“満票受賞”を達成。22歳と353日(シーズン終了時点で計算)での満票受賞は、MLB史上最年少というおまけ付き。
サイ・ヤング賞
☆投手最高の栄誉。BBWAAの記者投票により決定。AL:ダラス・カイケル(アストロズ)
NL:ジェーク・アリエッタ(カブス)
こちらもともに初受賞。カイケルは20勝8敗、防御率2.48と圧巻の成績を残し、チーム10年ぶりのプレーオフ進出へ大きく貢献。ワイルドカードゲームではヤンキースの田中将大に投げ勝った。アリエッタはメジャートップの22勝をマーク。ノーヒッターも達成するなど、大きく飛躍した一年となった。
新人王
☆最も活躍した新人を称える賞。BBWAAの記者投票により決定。AL:カルロス・コレア(アストロズ)
NL:クリス・ブライアント(カブス)
コレアは抜群の身体能力で魅せる将来のスター候補。デビューイヤーから99試合に出場し、打率.279、22本塁打を記録した。アストロズからの新人王は、1991年のジェフ・バグウェル以来で史上2人目のこと。ブライアントは開幕前のオープン戦で大暴れを見せ、“怪物”としてメジャーを騒がせていた選手。4月途中にデビューを果たすとその噂に違わぬ活躍で、1年目から打率.275、26本塁打、99打点をマークした。
最優秀監督
☆最も優れた監督を称える賞。BBWAAの記者投票により決定。AL:ジェフ・バニスター(レンジャーズ)
NL:ジョー・マドン(カブス)
バニスター監督は、史上5人目となる監督就任1年目での受賞。ダルビッシュ有を欠いたチームを率いて4年ぶりの地区優勝を果たしたことが評価された。一方のマドン監督はこれが3度目の受賞。今シーズンからカブスの指揮官に就任すると、2年連続で最下位に沈んでいたチームをプレーオフまで引き上げた。
ゴールドグラブ賞
☆守備の栄誉。監督・コーチによる投票で決定。AL
投:ダラス・カイケル(アストロズ)
捕:サルバドール・ペレス(ロイヤルズ)
一:エリック・ホズマー(ロイヤルズ)
二:ホセ・アルテューベ(アストロズ)
三:マニー・マチャド(オリオールズ)
遊:アルシデス・エスコバル(ロイヤルズ)
左:ヨエニス・セスペデス(タイガース)※現メッツ
中:ケビン・キアマイアー(レイズ)
右:コール・カルホーン(エンゼルス)
NL
投:ザック・グリンキー(ドジャース)
捕:ヤディエル・モリーナ(カージナルス)
一:ポール・ゴールドシュミット(ダイヤモンドバックス)
二:ディー・ゴードン(マーリンズ)
三:ノーラン・アレナド(ロッキーズ)
遊:ブランドン・クロフォード(ジャイアンツ)
左:スターリング・マルテ(パイレーツ)
中:A.J.ポラック(ダイヤモンドバックス)
右:ジェーソン・ヘイワード(カージナルス)
ディフェンシブ・アワード
☆セイバーメトリクスなど独自のデータを用い、守備を称える賞。両リーグからポジションごとに9名を選抜する。投:ジェーコブ・デグローム(メッツ)
捕:バスター・ポージー(ジャイアンツ)
一:ポール・ゴールドシュミット(ダイヤモンドバックス)
二:ディー・ゴードン(マーリンズ)
三:ノーラン・アレナド(ロッキーズ)
遊:アンドレルトン・シモンズ(ブレーブス)
左:スターリング・マルテ(パイレーツ)
中:ケビン・ピラー(ブルージェイズ)
右:ジェーソン・ヘイワード(カージナルス)
最優秀守備者賞:アンドレルトン・シモンズ(ブレーブス)
最優秀守備チーム:ダイヤモンドバックス
シルバースラッガー賞
☆オフェンスのベストナイン。監督・コーチによる投票で決定。AL
捕:ブライアン・マッキャン(ヤンキース)
一:ミゲル・カブレラ(タイガース)
二:ホセ・アルテューベ(アストロズ)
三:ジョシュ・ドナルドソン(ブルージェイズ)
遊:イグザンダー・ボガーツ(レッドソックス)
外:マイク・トラウト(エンゼルス)
外:ネルソン・クルーズ(マリナーズ)
外:J.D.マルティネス(タイガース)
指:ケンドリス・モラレス(ロイヤルズ)
NL
投:マディソン・バムガーナー(ジャイアンツ)
捕:バスター・ポージー(ジャイアンツ)
一:ポール・ゴールドシュミット(ダイヤモンドバックス)
二:ディー・ゴードン(マーリンズ)
三:ノーラン・アレナド(ロッキーズ)
遊:ブランドン・クロフォード(ジャイアンツ)
外:ブライス・ハーパー(ナショナルズ)
外:アンドリュー・マカッチェン(パイレーツ)
外:カルロス・ゴンザレス(ロッキーズ)
プレイヤーズ・チョイス・アワーズ
☆MLB選手会が活躍した選手を称える選手間の表彰。年間最優秀選手:ジョシュ・ドナルドソン(ブルージェイズ)
マービン・ミラー・マン・オブ・ザ・イヤー:アダム・ジョーンズ(オリオールズ)
(※グラウンド上でのパフォーマンスや、自身のコミュニティーへの貢献によって周囲に刺激を与えた選手を表彰)
マジェスティック・アスレチック・オールウェイズ・ゲーム賞:ホセ・アルテューベ(アストロズ)
(※つねに全力プレーを見せた選手を称える賞。新設。)
AL
優秀選手:ジョシュ・ドナルドソン(ブルージェイズ)
優秀投手:ダラス・カイケル(アストロズ)
優秀新人:カルロス・コレア(アストロズ)
カムバック賞:プリンス・フィルダー(レンジャーズ)
NL
優秀選手:ブライス・ハーパー(ナショナルズ)
優秀投手:ザック・グリンキー(ドジャース)
優秀新人:クリス・ブライアント(カブス)
カムバック賞:マット・ハービー(メッツ)
最優秀救援投手賞
☆もっとも優れた成績を収めた救援投手を称える賞。AL:アンドリュー・ミラー(ヤンキース)
NL:マーク・メランコン(パイレーツ)
ミラーは加入1年目からストッパーを務め、36個のセーブを記録。メランコンは自己最多の78試合に登板し、51のセーブを挙げた。
カムバック賞
☆見事な復活を果たした選手を称える賞。AL:プリンス・フィルダー(レンジャーズ)
NL:マット・ハービー(メッツ)
フィルダーは移籍1年目の2014年にヘルニアなどの問題に苦しみ、打率.247、本塁打3とドン底を味わうも、今年見事に復活。打率.305、23本塁打で98打点とかつての輝きを取り戻し、チームの地区優勝に大きく貢献した。ハービーも13年オフに受けたトミー・ジョン手術の影響から14年は全休となったが、今年から復帰。13勝8敗で防御率2.71の好成績を残し、投球回も189回1/3と完全復活をアピールした。
ハンク・アーロン賞
☆最も活躍した打者を称える賞。ファン投票と、殿堂入り選手による投票で決定。AL:ジョシュ・ドナルドソン(ブルージェイズ)
ロベルト・クレメンテ賞
☆慈善活動を精力的に行っている選手を称える賞。アンドリュー・マカッチェン(パイレーツ)
ピッツバーグで恵まれない子供のための基金を設立するなど、地域への貢献活動を積極的に行っていたことが評価され、初めての受賞となった。