3年連続Bクラスに沈んだ中日。今季は8回と9回の失点がリーグで1番多く、左肘の故障で1年間登板することができなかった岩瀬仁紀の存在感の大きさを改めて感じるシーズンとなった。
昨季は岩瀬が左肘痛で戦列を離れた後、当時2年目だった福谷浩司が代役守護神を務め11セーブをマーク。迎えた今季も岩瀬の左肘の状態が上がらず、開幕から福谷が抑えを任された。しかし、福谷は制球を乱して崩れるケースが多く、シーズン途中で二軍落ち。最終的には田島慎二が抑えの役割を担うなど、チーム別ではリーグで唯一20セーブ以上挙げた投手がいなかった。
中日は抑えを固定できなかっただけでなく、セットアッパーの又吉克樹の不振も誤算だった。ルーキーイヤーだった昨季は、67試合に登板して9勝1敗、防御率2.21と大車輪の活躍。だが今季は63試合に登板したが、2度一軍登録を抹消されるなど6勝6敗、防御率3.36と安定感を欠いた。
また、10年と11年のリーグ優勝に大きく貢献した浅尾拓也は36試合に登板したが、右肘の状態が不安定な時期もあり、6月と7月は一軍登板なし。1年間フルで戦えなかったことも痛かった。
リリーフ陣が悪かった中でも、終盤抑えを務めた田島や、ビハインドゲームを中心に50試合に登板した岡田俊哉は一定の成績を残した。特に岩瀬と同じサウスポーの岡田は、7月に月間防御率0.00を記録するなど、5月以降の月間防御率は2点台を上回ることはなく、抜群の安定感を誇った。
ただ、今季の中日の戦い方を見ていると、9回に岩瀬がいればと思わせるゲームが何度もあったのも事実。来季は、中日の若手リリーフ陣の奮起に期待したところだ。
1位 45失点 巨人
2位 51失点 ヤクルト
3位 54失点 広島
4位 61失点 DeNA
5位 74失点 阪神
6位 79失点 中日
【9回】
1位 32失点 広島
2位 36失点 巨人
3位 39失点 ヤクルト
3位 39失点 阪神
5位 45失点 中日
5位 45失点 DeNA
昨季は岩瀬が左肘痛で戦列を離れた後、当時2年目だった福谷浩司が代役守護神を務め11セーブをマーク。迎えた今季も岩瀬の左肘の状態が上がらず、開幕から福谷が抑えを任された。しかし、福谷は制球を乱して崩れるケースが多く、シーズン途中で二軍落ち。最終的には田島慎二が抑えの役割を担うなど、チーム別ではリーグで唯一20セーブ以上挙げた投手がいなかった。
中日は抑えを固定できなかっただけでなく、セットアッパーの又吉克樹の不振も誤算だった。ルーキーイヤーだった昨季は、67試合に登板して9勝1敗、防御率2.21と大車輪の活躍。だが今季は63試合に登板したが、2度一軍登録を抹消されるなど6勝6敗、防御率3.36と安定感を欠いた。
また、10年と11年のリーグ優勝に大きく貢献した浅尾拓也は36試合に登板したが、右肘の状態が不安定な時期もあり、6月と7月は一軍登板なし。1年間フルで戦えなかったことも痛かった。
リリーフ陣が悪かった中でも、終盤抑えを務めた田島や、ビハインドゲームを中心に50試合に登板した岡田俊哉は一定の成績を残した。特に岩瀬と同じサウスポーの岡田は、7月に月間防御率0.00を記録するなど、5月以降の月間防御率は2点台を上回ることはなく、抜群の安定感を誇った。
ただ、今季の中日の戦い方を見ていると、9回に岩瀬がいればと思わせるゲームが何度もあったのも事実。来季は、中日の若手リリーフ陣の奮起に期待したところだ。
セ・リーグのチーム別8回と9回の失点数
【8回】1位 45失点 巨人
2位 51失点 ヤクルト
3位 54失点 広島
4位 61失点 DeNA
5位 74失点 阪神
6位 79失点 中日
【9回】
1位 32失点 広島
2位 36失点 巨人
3位 39失点 ヤクルト
3位 39失点 阪神
5位 45失点 中日
5位 45失点 DeNA