昨年はCS、日本Sでも初戦先発
ソフトバンクの武田翔太投手が16日、地元・宮崎での自主トレを公開。「開幕戦に行きたいなとは思う。任されたら頑張ります」と、初の大役に立候補した。
4年目だった昨年はチーム最多の13勝(6敗)をマーク。CS最終ステージ、日本シリーズでも初戦を任され、オフには『プレミア12』の侍ジャパン代表として先発ローテーションの一角を担った。工藤監督からの信頼も厚く、昨年の実績を考慮すれば大本命。22歳での大役となれば、ソフトバンクとなってからは最年少となる。
指揮官は15日に都内で開催された『第50回 テレビ朝日ビッグスポーツ賞』の表彰式に出席。そこで開幕投手について、「帰ってきた和田(毅)投手もいいかなと。松坂(大輔)投手も今いい状態だと聞いている。摂津投手も日本シリーズで良いピッチングをしていますし、バンデンハーク投手は一度も負けなかったんでね」と、次から次へと候補者を列挙した。
最大のライバルは5年連続2ケタ勝利の実績を持つエース・摂津。12年から4年連続で大役を担い、5年連続となれば球団初の快挙となる。だが、ここ2年は好不調の波が大きく昨年も二軍落ちを経験。さらに2年連続で規定投球回達成を逃し、年齢的な衰えも見え始めている。
大役奪取を目指す右腕は「日本シリーズだからと言って特に何も感じない。開幕投手になったとしても、中盤でいなくなっては意味がない」と頼もしい。
自主トレでは監督からの注文でもあった股関節を中心とした体幹強化を徹底。「目標は200イニング」と昨年の164回2/3越えを目指す中で、3月25日のマウンドもしっかりと視界に入れている。