ニュース 2016.01.20. 17:00

ベテラン、ルーキー…春季キャンプ二軍スタートする選手は?

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春季キャンプ二軍スタートとなった日本ハムの田中賢介
 1月も終盤に差し掛かり、2月1日のプロ野球キャンプインが間もなくに迫っている。春季キャンプが近づいていることもあり、キャンプの一、二軍の振り分けを発表する球団もでてきた。

 日本ハムは17日にキャンプメンバーを発表。大谷翔平、中田翔、陽岱鋼といった主力に加え、一軍定着を目指す浅間大基、高浜祐仁、ルーキーの上原健太、加藤貴之などが一軍メンバーに選ばれた。一方でオフに左肘の手術を受け、年末には転倒し右手を骨折した宮西尚生、ベテランの田中賢介などは二軍スタートとなった。

 田中賢のように実績のあるベテラン選手たちは、キャンプ二軍スタートというケースが意外と多い。昨年もロッテの井口資仁、福浦和也、サブロー、阪神の安藤優也といったベテランたちが、二軍で調整した。こうした背景に結果を残してきたベテランたちは、自分で調整方法が分かっていることなどが挙げられる。第1クールから飛ばすことなく、開幕に向けて状態を上げていき、キャンプ終盤、オープン戦から一軍に合流することが多い印象だ。

 また、20日に西武の春季キャンプメンバーが発表された。期待の即戦力ルーキーは、一軍でキャンプを過ごすことが多いが、ドラフト1位の多和田真三郎を始め、昨年のドラフトで入団した全員が二軍でキャンプを迎えることになった。それでも、1年目から結果を残している選手もいる。昨季でいえば、高橋光成は夏場に先発ローテーションに定着し、5勝をマーク。13年ドラフト1位の森友哉も新人時代の14年は、二軍キャンプで汗を流し、7月下旬に一軍昇格。3試合連続本塁打を放つなど、6本のアーチを描いた。今季もルーキーたちを二軍で、じっくりと調整させ、シーズン中盤に一軍で活躍することを期待したい。

 巨人も20日に春季キャンプメンバーの一、二軍の振り分けを発表したが、選手層が厚いチームということもあり、かつて一軍で活躍していた大竹寛、藤村大介、寺内崇幸、アンダーソンといった選手たちが二軍スタートとなっている。

 二軍スタートではあるが、ここから開幕一軍を勝ち取る選手は何人でてくるだろうか。
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