復活目指し、春季キャンプは一軍スタート
広島から楽天に移籍した栗原健太内野手が22日、自身のブログを更新し、古巣への感謝と新天地での意気込みを綴った。
栗原は楽天加入後、初めてブログを更新。「今シーズンから楽天ゴールデンイーグルスの選手として仙台に行くことになりました。人生の約半分を広島で過ごしたので、実家へ帰ったときも会話が広島弁の僕ですが、また東北人になります」と、地元での再出発を改めて報告した。
一方で16年間お世話になった広島球団に対しても「広島で僕の夢が叶い、好きな野球が職業になり、夢中でバットを振り続けて今まで突っ走ってきました。やっぱり今までを振り返りここに僕があるのは、沢山の方々のおかげだと強く気付かされました」と感謝の思いを綴った。
近年は故障に苦しみ二軍生活が長かったが、それでも「二軍なのに、代打なのに、バッターボックスで耳に突き刺さるような声援を頂きまました。ありがとうございました。これからもプロ野球選手という職業を誇りに思って、誰かの心を熱くできるようなプレーをみせれるように精一杯努力します。それが広島で支えてくださった方々への恩返しになってくれれば」と、熱心な鯉党にも感謝した。
栗原は日大山形高を経て、ドラフト3位で2000年に広島入り。06年からは4年連続で20本塁打以上をマークし、09年には第2回WBCのメンバーにも追加招集された。鯉の大砲としてさらなる飛躍が期待されたが、12年以降はかねてから不安を抱えていた右肘の状態が悪化。手術後もコンディションが上がらず、ここ2シーズンは一軍での出場機会がなかった。
新天地での復活を目指す大砲は「自分のものを出せたら大丈夫という思いがある」と自信も口に。背番号は再出発の意味も込められた『0』に決まり、2月1日に沖縄・久米島で始まる秋季キャンプも一軍スタートとなっている。