ロッテは29日、福浦和也の通算2000本安打達成を応援するボード『FUKU-METER』の常設化を決定。昨年に引き続き、今年もオフィシャルグッズショップ2店（プラザ店、ホームプレート店）にて展示することを発表した。

　いよいよ残り88本まで迫ってきた福浦の通算2000本安打。“幕張の神”としてファンから崇められるスターを後押しすべく、昨年7月から登場したのが『FUKU-METER』である。


　福浦は1993年のドラフト7位でロッテに入団。その年のチーム最下位での指名だった。

　1997年に一軍デビューを果たすと、2001年にその打撃センスが開花。キャリアハイの打率.346をマークし、首位打者のタイトルを獲得した。

　2001年から2006年にかけては6年連続で打率3割をクリア。近年は徐々に出場機会を減らしているものの、その中でも“代打の切り札”的な存在としてその勝負強さを発揮している。

　この『FUKU-METER』の存在を「知っていた」という福浦は、「ファンの皆様に応援して頂き、本当にありがたいです」と感謝を述べるも、「ヒットに関しては1本1本の積み重ねで、チームの勝利、優勝に貢献する事だけに集中をして、石垣島キャンプでは練習に励みたいと思います」とコメント。個人の記録よりも、チームの勝利のために…。ロッテ一筋で常にチームの為に戦ってきた男ならではの言葉だった。

　プロ入りから22年間で、積み上げた安打は1912本…。いよいよ迫ってきた大記録の達成はいつになるのか。今から新シーズンがたのしみだ。