15年シーズンは、長年正捕手を務めていた阿部慎之助(巨人)が一塁へコンバートしたことで小林誠司とFA入団の相川亮二、西武は炭谷銀仁朗と森友哉など、各球団で正捕手争いが勃発。その中でレギュラーを掴んだのは、中村悠平(ヤクルト)のみ。経験がモノをいうポジションなだけに、その難しさを実感する1年となった。
各球団捕手を固定できなかったこともあり、1年経過した今季も、正捕手争いが繰り広げられている。巨人は、今季から阿部が捕手再転向。早速キャンプでは、若手投手にアドバイスを送る場面も。阿部から助言をもらった田原誠次は「要点を教えてくれるので、わかりやすいです」と感謝した。若手だけでなくベテランの内海哲也の球を受けるなど、存在感を見せている。
昨季、レギュラーを奪えなかった小林もその座を虎視眈々と狙う。打撃を課題にしているが、守備では2年連続で盗塁阻止率4割以上と強肩を武器にする。阿部が今年の3月で37歳を迎えることを考えれば、小林は正捕手を勝ち取るだけのアピールが欲しいところだ。
阪神は、昨季チーム最多の71試合でマスクを被った藤井彰人が現役引退。ベテランの鶴岡一成、3年目の梅野隆太郎、ルーキーの坂本誠志郎らで争うことが予想される。その中でも、坂本は4日に行われた盗塁練習で、8回中5回盗塁を阻止し、強いインパクトを残した。矢野作戦兼バッテリーコーチは、送球に大きな癖がないと絶賛している。
ただ、どの捕手にも言えることだが、レギュラーを獲得するためには守備だけでなく、最低限の打撃力が求められる。歴代を見ても、古田敦也、城島健司、阿部、谷繁元信など、打撃でも一定の結果を残していた。そういった意味では、レギュラーの近道は打撃といえそうだ。各球団正捕手と呼べる存在がほとんどいない中、今季その座を自ら掴む捕手は何人現れるだろうか。
各球団捕手を固定できなかったこともあり、1年経過した今季も、正捕手争いが繰り広げられている。巨人は、今季から阿部が捕手再転向。早速キャンプでは、若手投手にアドバイスを送る場面も。阿部から助言をもらった田原誠次は「要点を教えてくれるので、わかりやすいです」と感謝した。若手だけでなくベテランの内海哲也の球を受けるなど、存在感を見せている。
昨季、レギュラーを奪えなかった小林もその座を虎視眈々と狙う。打撃を課題にしているが、守備では2年連続で盗塁阻止率4割以上と強肩を武器にする。阿部が今年の3月で37歳を迎えることを考えれば、小林は正捕手を勝ち取るだけのアピールが欲しいところだ。
阪神は、昨季チーム最多の71試合でマスクを被った藤井彰人が現役引退。ベテランの鶴岡一成、3年目の梅野隆太郎、ルーキーの坂本誠志郎らで争うことが予想される。その中でも、坂本は4日に行われた盗塁練習で、8回中5回盗塁を阻止し、強いインパクトを残した。矢野作戦兼バッテリーコーチは、送球に大きな癖がないと絶賛している。
ただ、どの捕手にも言えることだが、レギュラーを獲得するためには守備だけでなく、最低限の打撃力が求められる。歴代を見ても、古田敦也、城島健司、阿部、谷繁元信など、打撃でも一定の結果を残していた。そういった意味では、レギュラーの近道は打撃といえそうだ。各球団正捕手と呼べる存在がほとんどいない中、今季その座を自ら掴む捕手は何人現れるだろうか。