今年のkoboスタは“観覧車”に注目!
「世界に誇るボールパーク」をテーマにはじまった楽天の本拠地・koboスタ宮城の改修工事。グラウンドの天然芝化やスコアボードの改修など、大改革が進んでいる。
そんな中でも注目を集めるのが、「楽天山パーク(仮称)」だ。
左中間スタンド後方の楽天山観覧席とその周辺(合計約4,000席)部分を拡大し、広がった敷地に約7,000人を収容する公園を建設。この公園の象徴として、日本の野球場としては初となる観覧車を設置し、家族でたのしめるスタジアム環境づくりを進めている。
そこで、楽天の三木谷浩史オーナーが“太っ腹”企画を発案した。
5月に完成予定となっている左中間スタンド後方の観覧車へ本塁打を直撃させた選手に対し、自らのポケットマネーから「楽天スーパーポイント100万円分」を贈呈するという計画を明らかにしたのだ。
観覧車まで当てるには、飛距離にしておよそ170メートルほどの特大弾が必要となる。昨シーズンのチーム打率が.241、本塁打もリーグ最少の85本と貧打に喘いだチームを鼓舞すべく、ひとつの“目標”を設置したという格好だ。
なお、この賞はビジターチームの選手に対しても平等に与えるつもりとのこと。koboスタで行われる試合では、“右の長距離砲と観覧車”というのがひとつの見どころとなりそうだ。
これまでにもあった賞金制度
今回はターゲットが“観覧車”という前代未聞の企画であるが、「当てたら賞金(商品)」という企画はこれまでにも存在した。
例えば、巨人の本拠地・東京ドームでは、レフトからライトにかけての外野スタンド上部に計11個の巨大広告看板が設置されている。この看板に打球を当てることができれば、当たった看板の広告会社から100万円相当のプレゼントがもらえることになっている。
賞金100万円なのか、相当の代替品なのかは広告会社によって様々となっているとのこと。ちなみに昨年は開幕2戦目にDeNAの筒香嘉智が看板直撃弾を放っている。
ナゴヤドームでは、2014年の7月から2015年11月までの期間限定でビッグな企画が行われていた。
株式会社エイチームは、センター左上部に設置している広告看板に打球が当たった場合、当てた選手に「1億円」の懸賞金をプレゼントするという賞を設定した。
看板までの距離は、楽天の観覧車のそれを上回る推定180メートル以上。結局、看板にぶつける選手は現れずに企画は終わっている。