本人は辛口評価「変化球の精度まだまだ」
西武の野上亮磨投手が24日、楽天との練習試合に登板し、2回を無安打無失点と完璧な投球を見せた。
野上は先発左腕のバンヘッケンに代わり4回からマウンドへ。一死から振り逃げで出塁を許したが、8番オコエを二併打に仕留めた。5回も1三振含む三者凡退。2イニングを投げ24球、無安打無四球2奪三振の好投で順調な仕上がり具合をアピールした。
野上は自身の投球内容について「『一生懸命投げない』というのが今年の僕のテーマ。(直球は)8割くらいの力で質の良いボールが投げられたと思う」と納得の表情。それでも課題を問われると「変化球はまだまだ。結果的には抑えたけど、精度的には悪いなと感じました」と辛口だった。
この試合は3年目の森友哉とバッテリー。なかなかサインが決まらない場面も見られたが、「あれは僕のワガママなんで」と笑顔で後輩を思いやった。
13年に11勝(7敗)を挙げた右腕も、昨季は中継ぎ降格も経験し7勝(7敗)止まり。3年ぶりの2ケタ勝利へ「次回登板では今日の反省を活かしたい。開幕が近づくので、自分のペースを保ちながらしっかり仕上げたい」と力を込めた。