本拠地・ハマスタで会心投球!
DeNAのドラフト1位左腕・今永昇太投手が2日、ヤクルトとのオープン戦(横浜)に先発し、5回1安打無失点と好投した。
今永は初回、1番荒木、2番坂口をキレのある直球で打ち取ると、3番山田の打席では3ボール1ストライクと不利なカウントに持ち込まれるも、5球目に内角へのスライダーを投げ込み2ストライク、最後は再び球威のある直球を投げ込み、昨季トリプルスリーの強打者を空振り三振に仕留めた。
2回は全体的に直球が高めに浮き、先頭のバレンティンに四球。それでも5番雄平を捕ゴロに退けると、6番鵜久森の中堅へ抜けようかという鋭いゴロを二塁手・飛雄馬が逆シングルで好捕。そのままグラブトスで併殺を完成させ、今永はこの回もスコアボードに「0」を刻んだ。
3回は先頭の7番大引に、高めの直球を狙い打たれ左翼フェンス直撃の二塁打。それも8番谷内を遊飛に仕留め1アウト。続く中村をスライダーで見逃し三振に退けると、1番荒木は三ゴロに打ち取り、この回も無失点で乗り切った。
4回も坂口、山田を簡単に退けると、4番バレンティンには真っ向勝負。キレのある直球でカウントを整えると、最後はブレーキの利いたチェンジアップで完璧にバランスを崩し、快心の空振り三振を奪った。
プロ入り後最長となる5回もマウンドに上がった今永は、雄平、鵜久森をスライダーで打ち取り簡単に2アウト。最後は大引を右飛に退け予定の5回を終えた。
これで今永は、3回無失点の韓国・起亜戦、4回無失点の韓国・サムスン戦に続き、12イニング連続無失点。この日は本拠地ファンの前で好投し、即戦力左腕のポテンシャルを見せつけた。
【今永:実戦での登板成績】
韓国・起亜戦(2月17日):3回、被安打1、与四球1、失点0
韓国・サムスン戦(2月23日):4回、被安打2、与四球2、奪三振4、失点0
ヤクルト戦(3月2日):5回、被安打1、与四球1、奪三振4、失点0