本拠地Koboスタ宮城に王者・ソフトバンクを迎えて幕を開けた東北楽天ゴールデンイーグルスの2016シーズンペナントレース。ルーキーから4年連続で開幕投手を務めたエース・則本昂大投手は、緩急をつけたピッチングで7回を投げ、11奪三振の好投。王者ホークス相手に、見事なピッチングを披露した。9回は守護神・松井裕樹投手がしっかり役割を果たし、2年連続最下位の汚名返上を誓う楽天が好スタートを切った。
昨季の則本は開幕戦でのつまずきが影響してか、10勝11敗と負け越し。エースの不調がチームに与えた影響は計り知れないが、今季の則本は開幕に上手くコンディションを合わせてきた。開幕戦勝利は今後の流れを左右するポジティブな要因になるだろう。
しかし、当たり前だが則本一人の活躍で全ての事象が一転する訳ではない。塩見貴洋、辛島航、美馬学らには、シーズン通して一定のパフォーマンスを発揮してもらいたい。攻撃面ではロッテから新加入の今江敏晃や、助っ人のゴームズ、剛腕・リズなど、新戦力がいかにチームに親和していくかもチーム力向上の鍵を担っている。
それにプラスして求められるのは新人や若手の突き上げだろう。オコエ瑠偉が球団史上初めて高卒ルーキーで開幕一軍を勝ち取ったが、躍進を遂げていく為には、誰もポジションが保証されないほどの苛烈なチーム内競争が必要で、新人や若手がそのバトルに食い込んでいくことが起爆剤になる。
例えば2013年にドラフト1位で楽天に入団した森雄大。星野仙一元監督に「面白い存在になる」とまで言わしめ、高卒2年目にして開幕ローテーションを任された逸材だが、昨季は3試合に登板して2敗と、期待に応えられていない。肉体改造を行い、森自身飛躍を誓う今季こそ、そのポテンシャルの高さが爆発することを期待したい。
近鉄と日本ハムをリーグ優勝に導いた名将・梨田昌孝監督を招聘して迎える楽天の2016シーズン。梨田監督は、期待する若手は我慢強く起用する傾向にある。それだけ若手の台頭、下からの突き上げを求めているのだろう。“オコエ・フィーバー”に沸く楽天だが、新たなスター候補として誰が名乗りをあげるのか、楽天の飛躍はそこに掛かっている。
昨季の則本は開幕戦でのつまずきが影響してか、10勝11敗と負け越し。エースの不調がチームに与えた影響は計り知れないが、今季の則本は開幕に上手くコンディションを合わせてきた。開幕戦勝利は今後の流れを左右するポジティブな要因になるだろう。
しかし、当たり前だが則本一人の活躍で全ての事象が一転する訳ではない。塩見貴洋、辛島航、美馬学らには、シーズン通して一定のパフォーマンスを発揮してもらいたい。攻撃面ではロッテから新加入の今江敏晃や、助っ人のゴームズ、剛腕・リズなど、新戦力がいかにチームに親和していくかもチーム力向上の鍵を担っている。
それにプラスして求められるのは新人や若手の突き上げだろう。オコエ瑠偉が球団史上初めて高卒ルーキーで開幕一軍を勝ち取ったが、躍進を遂げていく為には、誰もポジションが保証されないほどの苛烈なチーム内競争が必要で、新人や若手がそのバトルに食い込んでいくことが起爆剤になる。
例えば2013年にドラフト1位で楽天に入団した森雄大。星野仙一元監督に「面白い存在になる」とまで言わしめ、高卒2年目にして開幕ローテーションを任された逸材だが、昨季は3試合に登板して2敗と、期待に応えられていない。肉体改造を行い、森自身飛躍を誓う今季こそ、そのポテンシャルの高さが爆発することを期待したい。
近鉄と日本ハムをリーグ優勝に導いた名将・梨田昌孝監督を招聘して迎える楽天の2016シーズン。梨田監督は、期待する若手は我慢強く起用する傾向にある。それだけ若手の台頭、下からの突き上げを求めているのだろう。“オコエ・フィーバー”に沸く楽天だが、新たなスター候補として誰が名乗りをあげるのか、楽天の飛躍はそこに掛かっている。