エースとはチームで最高の投手を示す言葉である。
そのエースたちが、今季もがき苦しんでいる投手が多い。各球団のエースと呼ばれる選手と、今季ここまでの成績を見てみる。
<セリーグ>
菅野智之(巨人)
今季成績:6試 3勝0敗 防0.56
黒田博樹(広島)
今季成績:5試 3勝1敗 防2.53
藤浪晋太郎(阪神)
今季成績:5試 3勝1敗 防3.34
大野雄大(中日)
今季成績:3試 2勝1敗 防2.66
小川泰弘(ヤクルト)
今季成績:5試 2勝1敗 防3.58
井納翔一(DeNA)
今季成績:5試 2勝2敗 防1.75
<パリーグ>
摂津正(ソフトバンク)
今季成績:3試 0勝2敗 防9.42
大谷翔平(日本ハム)
今季成績:5試 0勝2敗 防2.27
涌井秀章(ロッテ)
今季成績:5試 4勝0敗 防2.60
岸孝之(西武)
今季成績:5試 2勝2敗 防1.20
則本昂大(楽天)
今季成績:5試 3勝1敗 防3.00
金子千尋
今季成績:5試 0勝2敗 防5.85
摂津正(ソフトバンク)、大谷翔平(日本ハム)、金子千尋(オリックス)の3名が未勝利だ。特に、日本を代表する投手である大谷・金子で1勝もできないというのは、まさに“誤算”である。
相手投手がエースの場合、大量得点は期待できず、ロースコアの試合が濃厚なため、各チームともに同じくエースをぶつけることが多い。また、少ないチャンスを得点につなげるべく、普段とは違った作戦を練るケースもある。普段なら「打て」のサインを「送りバント」に…のようなケースだ。
もちろん、味方の打線援護もなければ、勝利には結びつかないが、今季の大谷と金子は、運も味方せずに、勝てないでいる。
エースの勝利がどれほどシーズンのチーム成績にかかわるのか。分かりやすい例がある。2013年楽天が日本一に輝いた年だ。エース田中将大(現ヤンキース)がシーズン24勝0敗と、エースとして完璧な活躍をみせ、チームも優勝(82勝59敗3分)。しかし、翌2014年に田中が渡米すると、田中が抜けた穴、田中が挙げた勝利数24を他の投手でカバーできずに、なんと最下位に沈んだ(64勝80敗)のだ。
エースの“勝ち”なくして、シーズンの好結果は望めない。大谷そして金子が、これからどのくらい勝ち星を積み上げることができるのか。そこに、今季日本ハムそしてオリックスの行方が大きく関わってくるだろう。
そのエースたちが、今季もがき苦しんでいる投手が多い。各球団のエースと呼ばれる選手と、今季ここまでの成績を見てみる。
<セリーグ>
黒田博樹(広島)
今季成績:5試 3勝1敗 防2.53
藤浪晋太郎(阪神)
今季成績:5試 3勝1敗 防3.34
大野雄大(中日)
今季成績:3試 2勝1敗 防2.66
小川泰弘(ヤクルト)
今季成績:5試 2勝1敗 防3.58
井納翔一(DeNA)
今季成績:5試 2勝2敗 防1.75
<パリーグ>
摂津正(ソフトバンク)
今季成績:3試 0勝2敗 防9.42
大谷翔平(日本ハム)
今季成績:5試 0勝2敗 防2.27
涌井秀章(ロッテ)
今季成績:5試 4勝0敗 防2.60
岸孝之(西武)
今季成績:5試 2勝2敗 防1.20
則本昂大(楽天)
今季成績:5試 3勝1敗 防3.00
金子千尋
今季成績:5試 0勝2敗 防5.85
摂津正(ソフトバンク)、大谷翔平(日本ハム)、金子千尋(オリックス)の3名が未勝利だ。特に、日本を代表する投手である大谷・金子で1勝もできないというのは、まさに“誤算”である。
相手投手がエースの場合、大量得点は期待できず、ロースコアの試合が濃厚なため、各チームともに同じくエースをぶつけることが多い。また、少ないチャンスを得点につなげるべく、普段とは違った作戦を練るケースもある。普段なら「打て」のサインを「送りバント」に…のようなケースだ。
もちろん、味方の打線援護もなければ、勝利には結びつかないが、今季の大谷と金子は、運も味方せずに、勝てないでいる。
エースの勝利がどれほどシーズンのチーム成績にかかわるのか。分かりやすい例がある。2013年楽天が日本一に輝いた年だ。エース田中将大(現ヤンキース)がシーズン24勝0敗と、エースとして完璧な活躍をみせ、チームも優勝(82勝59敗3分)。しかし、翌2014年に田中が渡米すると、田中が抜けた穴、田中が挙げた勝利数24を他の投手でカバーできずに、なんと最下位に沈んだ(64勝80敗)のだ。
エースの“勝ち”なくして、シーズンの好結果は望めない。大谷そして金子が、これからどのくらい勝ち星を積み上げることができるのか。そこに、今季日本ハムそしてオリックスの行方が大きく関わってくるだろう。