コラム 2016.04.26. 11:00

開幕から1カ月が経過 開幕投手の成績とリーグ順位の関連性

無断転載禁止
12球団の今季開幕投手

圧倒的な成績でチームを首位に導くエース・菅野


 3月25日のシーズン開幕から1カ月が過ぎた。期待通りに上位に位置しているチームもあれば、誤算続きで出遅れてしまったチームもある。

 今季の命運を託したといえば大袈裟かもしれないが、各球団の首脳陣が、「今シーズンはお前に任せた!」という強いメッセージを込めて開幕のマウンドに送り出した投手たち。彼ら、開幕投手の成績とチームの成績は少なからずリンクしているはず。

 4月24日終了時点の開幕投手の成績を振り返ってみたい。まずはセ・リーグから。

セ・リーグ開幕投手成績
・菅野智之(巨人)
5試 3勝0敗 防0.68

・大野雄大(中日)
3試 2勝1敗 防2.66

・メッセンジャー(阪神)
5試 3勝1敗 防4.01

・ジョンソン(広島)
5試 2勝2敗 防2.04

・小川泰弘(ヤクルト)
5試 2勝 1敗 防3.58

・井納翔一(DeNA)
5試 2勝 2敗 防1.75

 やはり目を引くのは菅野智之(巨人)の圧倒的な成績だろう。昨季は、リーグ2位の防御率1.91を記録しながらも、味方の援護に恵まれない試合もあり、10勝11敗と負け越した。だが今季は、ここまで40回を投げて与四球はわずかに2と、驚異的な安定感を発揮し、“負けないピッチング”を披露している。

 リーグ首位に立つ巨人だが、実は13勝のうち、先発投手が勝利投手となったのは半分に満たない6試合のみ。その半分が菅野によるものだ。先発陣に問題点が潜んでいるのは間違いないが、菅野個人に限れば、「オレの先発試合は全部勝つ!」とでも言わんばかり。エースの自覚も十分で、今季の最終成績も今から気になるところ。20勝も夢ではない。

 気になるのが昨季覇者のヤクルト。ここまで5位と出遅れているが、開幕投手・小川泰弘の成績も本来の力を考えればやや物足りない。昨季は助っ人外国人3人衆による鉄壁リリーフ陣が先発陣をフォローしていたが、今年は救援陣も含めて、昨季にも増して投手陣のふがいなさが目立っている。

 小川の防御率3.58も決して褒められたものではないが、他の主な先発陣の防御率を見ると、原樹理4.67、成瀬善久4.71、石川雅規6.75、館山昌平9.90など、目も当てられない状況だ。

 いかに強力打線の援護があるとはいえ、12球団最下位のチーム防御率5.08ではどうにもならない。5位と出遅れた大きな要因である。


好投・大谷の見殺しを続ける日ハムは5位に沈む……


 続いて、パ・リーグはどうだろうか。

パ・リーグ開幕投手成績
・攝津正(ソフトバンク)
3試合 0勝2敗 防9.42

・涌井秀章(ロッテ)
5試 4勝 0敗 防2.60

・菊池雄星(西武)
5試 1勝 3敗 防2.67

・則本昂大(楽天)
5試 3勝1敗 防3.00

・大谷翔平(日本ハム)
5試 0勝2敗 防2.27

・金子千尋(オリックス)
5試 0勝2敗 防5.85

 5年連続で開幕マウンドに立った攝津正(ソフトバンク)は未勝利のまま4月8日に登録抹消となった。しかし、チームは開幕当初こそつまずいたものの、破竹の8連勝などもあって、前評判通り、首位に立っている。これには他の先発陣の充実ぶりが大きく影響している。

 バンデンハークがチームトップの3勝を挙げ、和田毅、武田翔太、千賀滉大が2勝、東浜巨が1勝と、先発陣がきっちり仕事をこなしている。中継ぎが勝利投手となったのは森唯斗、スアレスの各1勝のみ。攝津ひとりが崩れたとしても、まだまだ後ろに控えている投手たちがいる。ソフトバンクの強さとしてまず挙げられるのが、「選手層の厚さ」だが、それを如実に表している結果だ。

 涌井秀章(ロッテ)は無傷の4勝でハーラー単独トップに立つ。4月7日のソフトバンク戦では6失点と乱調だったものの、味方打線の援護により勝利投手に。エースが投げる試合では負けない――好調なチームの特徴のひとつだ。決して前評判が高くなかったロッテが首位争いを演じている理由でもあるだろう。

 一方で勝ち運に見放されているのが大谷翔平(日本ハム)。5試合を投げて防御率2.27という堂々たる成績ながら、いまだ未勝利だ。金子千尋(オリックス)のように完全に自分の投球を見失っているならともかく、好投を続けるエースを見殺しにしていては上位進出など望めない。「たられば」は禁物だが、大谷に2勝でも3勝でもつけられていれば、現在の順位は大きく変わっている。大谷の今季初勝利から日本ハムの巻き返しはなるか。

 開幕投手の出来だけがチームの明暗を分けるわけではないが、各球団のエースだけに、チーム全体の成績や士気にも当然影響を与える。今後も彼らの奮闘に要注目だ。(成績は4月24日終了時点)

文=清家茂樹(せいけ・しげき)

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