ファンが選んだ先週のMVPは?
ベースボールキングでは、今シーズンから「週間MVP」をユーザーの皆様の投票によって決定。今回が今シーズン6回目の選出となる。
投票は、各球団から候補者を1名ずつ選出。その中から活躍したと思う選手に「1位」~「3位」まで順位付けをしてもらう形で投票をしてもらい、1位が5ポイント、2位は3ポイント、3位は1ポイントで集計。合計獲得ポイントの多かった選手が「週間MVP」となる。
第6回は、4月26日(火)から5月1日(日)までが対象の期間。この1週間で活躍を見せ、ファンからの支持を最も集めた「第6回・週間MVP」は誰だったのか。投票結果は以下の通り。
【投票結果】
(※回答数:447、獲得ポイントは1位=5ポイント・2位=3ポイント・3位=1ポイントで集計)
<パ・リーグ>
1位 891ポイント 牧田和久(西武)
2位 877ポイント 金子千尋(オリックス)
3位 816ポイント 長谷川勇也(ソフトバンク)
<セ・リーグ>
1位 1292ポイント 山田哲人(ヤクルト)
2位 975ポイント 鈴木誠也(広島)
3位 654ポイント 坂本勇人(巨人)
パは先発からリリーフまでこなすサブマリンが初選出
パ・リーグの第6回の投票は、牧田和久(西武)の891ポイントだった。
昨季まで先発ローテーションの一員として、エース・岸孝之に次ぐ存在だったが、今季はチーム事情もあり、開幕からリリーフを務める。
先週は3試合に登板して、5回2/3を無失点に抑えた。特に印象に残った投球を披露したのが4月30日のソフトバンク戦。同点に追いついた直後の7回から登板し、1イニング目を三者凡退に抑えると、2イニング目となった8回も走者を出しながらも無失点。
勝ちパターンのリリーフであれば、長くても2イニングで降板するところだが、昨季まで先発を務めた牧田は3イニング目のマウンドへ。9回も三者凡退に仕留め、試合は同点のまま延長戦へ。結局牧田は、延長10回もマウンドに上がり、この回を投げ終えたところで降板。7回からの4イニングを1安打、無失点に抑えた。試合は延長12回引き分け。“ロングリリーフ”の牧田の好投がもたらした引き分けといえそうだ。
牧田に投票したファンも、「毎日のように長いイニングを投げてしっかり抑えるところが凄い。先発投手より活躍しています」、「普段は先発投手にも関わらず、チーム状況によりリリーフを任され凄い仕事をしていると思います」と称賛の声が相次いだ。
なお、2位は29日の楽天戦で今季初勝利を完封で挙げたオリックスの金子千尋、3位は先週リーグ打点トップを記録したソフトバンクの長谷川勇也がランクインしている。
先週3本塁打のヤクルト・山田が初受賞
セ・リーグは、全体トップの1292ポイントを集めたヤクルトの山田哲人が初受賞。
山田は先週、6試合に出場して、打率.409(22-9)、3本塁打、5打点の成績。最もインパクトを残す活躍を見せたのは、5月1日の巨人戦だろう。1点リードの3回の第2打席、高木勇人が投じた初球のカーブをレフトスタンドに突き刺す本塁打を放つと、続く5回二死一塁で迎えた第3打席では、レフトスタンド中段に放り込む一発。この日は、2打席連続弾を含む3安打3打点の活躍で、チームの勝利に大きく貢献した。
山田に投票したファンも「凄いの一言です!」、「やっぱりすごい」と言った声が多く、中には早くも「今年もトリプルスリーかな」とNPB史上初となる2年連続でトリプルスリー達成を期待するファンもいた。
なお、2位は先週リーグトップの15打点をマークした広島の鈴木誠也、3位にリーグトップの4本塁打を記録した巨人の坂本勇人が選ばれている。ちなみに広島勢は中日との3連戦で、2試合連続二ケタ得点を挙げるなど、打線が好調だったこともあり、1日の試合に代打で登場し3ランを放ったエルドレッド、4月30日の試合で2打席連続本塁打を放った丸佳浩についてコメントするファンも多くいた。
【今週の候補者一覧】
▼ パ・リーグ
長谷川勇也(ソフトバンク)
谷口雄也(日本ハム)
ナバーロ(ロッテ)
牧田和久(西武)
金子千尋(オリックス)
聖沢 諒(楽天)
▼ セ・リーグ
山田哲人(ヤクルト)
坂本勇人(巨人)
岩貞祐太(阪神)
鈴木誠也(広島)
堂上直倫(中日)
井納翔一(DeNA)
▼ その他(※候補外もファンが名前を挙げた選手)
パ:大谷翔平(日本ハム)、涌井秀章(ロッテ)、メヒア(西武)
セ:新井貴浩(広島)、エルドレッド(広島)、丸佳浩(広島)