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今年の広島打線は昨季とは違う! チーム得点圏打率は驚異の3割超え

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広島の緒方孝市監督
 広島は、4月30日の中日戦に14安打12得点を奪い大勝。中日と入れ替わり2位に浮上した。好調の広島を支えているのが打線。チーム打率.283、30本塁打、155得点はいずれもリーグトップの成績を残す。

 昨季の広島といえば、リーグ3位の506得点を挙げるも、得点圏打率はリーグワーストの.235。勝負所で1本が出ず、敗れた試合が多かった。しかし、今季は得点圏で勝負強さを発揮する。

 チーム得点圏打率はリーグトップの.315。選手別の得点圏打率を見ると、4月26日のヤクルト戦で通算2000安打を達成した新井貴浩は、得点圏打率.444でリーグトップ。リードオフマンの田中広輔がリーグ3位の.400、打率リーグトップの.361をマークする菊池涼介がリーグ5位の.368、4月30日の中日戦で2本塁打6打点を記録した丸佳浩がリーグ8位の.333。打率だけでなく、得点圏打率も3割を超える選手が並んでいる。

 また、勝負強い選手が多いこともあり、3番を打つ丸と故障したルナに代わり4番を務める新井がリーグ2位の23打点、菊池が19打点、エルドレッドが18打点と打点ランキングも上位に広島勢の名前が並ぶ。このペースでいけば、シーズンを終えたときに、丸と新井の2人が117打点、菊池が97打点、エルドレッドが92打点という計算になる。

 さすがに、菊池の97打点は厳しいだろうが、チャンスメイク、ポイントゲッターと両方の役割ができる2番打者として抜群の存在感を放ち、後ろを打つ丸、新井、エルドレッドといった中軸の3人も機能していることが、得点力アップに繋がっているといえそうだ。

 さらに、売り出し中の鈴木誠也も、得点圏打率こそ.250と低いが、ここぞの場面で1本を打っている。4月26日のヤクルト戦では、2点リードの7回二死満塁で打席に回ってくると、左中間スタンドに試合を決める第2号グランドスラム。4月29日の中日戦でも、2点を追う4回に同点の2点適時打を放っている。

 故障で欠くルナの存在を忘れるくらい好調な広島打線。ここに4番のルナが戻ってくれば、さらに打線の厚みが増す。昨季までとは一味違う広島の打線が、シーズンを通して機能することができれば、気は早いが25年ぶりのリーグ優勝が見えてきそうだ。
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