2度目の実戦登板!復活へ向けまい進するダルビッシュ
現地時間5月6日、レンジャーズのダルビッシュ有が右ひじ手術後2度目となる実戦のマウンドに登った。
今回は3A・ラウンドロックの先発としてニューオーリンズ戦に登板。前回から中4日空けてのマウンドで3回を被安打2、四球が1つで3奪三振、1失点という内容だった。
2回に二死走者なしから連打を浴びて1点こそ失ったものの、経過は順調そのもの。ストレートの最速は98マイル(約158キロ)を計測しており、完全復活をアピールしている。
“つぶやき”の方も軽快!
試合後には、自身のTwitterを更新し、「今日は3Aで3イニング投げました。だんだん良くなってきています^_^」とファンへ順調ぶりを報告。復帰が着実に近づいてきた今、目が離せないのが試合が終わった後の“つぶやき”だ。
日本時間の5月2日に術後初の実戦登板を果たしたダルビッシュは、「今日は久々に2Aで2イニング投げてきました! 気持ちが入りすぎてしまいましたが腕も振れましたし、いい感じでした」とコメント。
さらにその翌朝にも「アメリカは朝になりました。(登板)翌日の肘の状態は、特に張りを感じていないのでいい状態だと思います」と、投球後の状態と手応えについて語っている。
“つぶやき”も一種のバロメーター!?
また、Twitterからダルビッシュ“らしさ”が垣間見えるシーンもあった。
ファンからのリプライ(返信)で、自身の実戦復帰の模様を大きく報じた日本のスポーツ新聞の画像を受け取ったダルビッシュは、「ありがとうございます」と感謝を述べつつも、その見出しをチクリ。
某紙の「感極まった423日ぶり実戦」の見出しに対し、「こういう感極まってないのにすぐ『感極まった』って持っていくのにはいつもながら違和感を感じます。。。」とボヤいた。
憶測や推測、そして本意に反していることなどを報じられるのを最も嫌うダルビッシュ。これは日本ハム時代も今も変わらない。
レンジャーズでの登板日には、勝敗にかかわらず試合後は会見場に姿を現し、例え負け投手になった試合でも、会見ではきちんとした受け答えをする。だからこそ曲がった報道をされることを嫌うのだ。
さらに発言は続き、「自分自身に感動なんてしません。リハビリも楽しかったし泣く要素ないのになぜこうなるのか。。 」とダルビッシュ。「本当にそうならいいんでしょうが、よくわからない時は書くべきではないと思うんですよ。その人の事を捻じ曲げて伝える事になりますからね。」と自身の考えを述べる。
こういった“つぶやき”からも、ダルビッシュの順調ぶりを実感できる。
上述のような報道への指摘や、ファンの書き込みに対しての受け答えなどなど...時にはケンカのようなやり取りへと発展することもあるが、違うと思ったことがあれば言う。それがダルビッシュならではの“コミュニケーション”なのだ。
完全復活への期待が高まる今、ダルビッシュの“本音”が発信されるTwitterにも注目だ。