ニュース 2016.05.16. 06:30

開幕前は“ノーマーク” 中日・佐藤、球団では18年ぶりの新人王なるか?

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中日のドラフト2位ルーキー・佐藤優
 5月10日のDeNA戦で、中日のルーキー佐藤優がプロ初登板初先発を勝利で飾った。

 先発投手陣にケガ人が続出した中での大抜擢となったわけだが、チームが首位争いを繰り広げる中での大事な試合での登板となったこともあり、ルーキーにとっては緊張するなというほうが無理な状況だっただろう。

 デビュー戦となったこの試合、1回を三者凡退に打ち取って迎えた2回、佐藤はプロの洗礼を浴びることとなる。先頭バッター筒香嘉智にソロホームランを打たれ同点に追いつかれ、さらに次の打者ロペスに四球。

 普通のルーキーならば、このままペースを乱してしまうところだが、そこから佐藤は圧巻のマウンド度胸をみせる。その後は落ち着きを取り戻し、5回には倉本寿彦にヒットを許すが、最後は戸柱恭孝とモスコーソを2者連続三振で仕留めた。

 5回を投げ、打者18人に対し、被安打2、自責点1、3三振と、文句なく合格点の投球内容で勝利投手となった。初勝利を手にした佐藤だが、実は4月に先発に転向したばかりで二軍でもまだ先発で投げたのは1試合のみという状況での今回の一軍デビューだった。

 初登板初先発初勝利は、中日では1998年の川上憲伸以来18年ぶりの快挙。川上はこの年この勢いのまま14勝をあげ、新人王を獲得している。川上が新人王に輝いて以来、中日からは新人王が出ておらず、セ・リーグ6球団のなかでは最も長い期間があいている。

 開幕前の予想ではノーマークだった佐藤が中日ファンの期待に応え続けていければルーキーの活躍が注目される今シーズンの新人王争いがますます面白くなりそうだ。
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