ニュース 2016.06.01. 12:30

連続3割はストップも…首位打者争い常連の2人に復活の兆し

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打率3割以上をマークするソフトバンクの内川聖一(左)、オリックスの糸井嘉男(右)
 5月31日終了時点で、パ・リーグの打率ランキングを見ると、打率3割を越えている選手は5人。上位5人の中には、今季復活を目指す内川聖一(ソフトバンク)、糸井嘉男(オリックス)の名前がある。

 この2人は2014年まで打率3割を5年以上連続で記録していた実力者。しかし、昨季は揃って打撃不振に苦しんだ。右打者では落合博満氏と並ぶ歴代最長の7年連続で打率3割以上をマークしていた内川は、昨季打順が4番に変更したことがプレッシャーになったのか、打率は.284に終わった。

 悔しいシーズンとなった昨季から一転して今季は、4月20日のロッテ戦から5月6日の楽天戦にかけて12試合連続安打をマークするなど、一時は打率3割5分を超えるアベレージを残した。連続試合安打が途切れた後、16打席連続無安打に終わったが、そこから持ち直し、現在は打率.308でリーグ4位に位置している。

 糸井は日本ハム時代の09年から続いていた連続打率3割以上が6年でストップ。昨季はチームキャプテンに就任するも、開幕から極度の打撃不振。同年の7月上旬には、右肘靭帯と右腓骨腱板損傷で離脱もあり、打率.262と不本意な1年に終わった。

 復活を期す今季は、開幕から10試合連続安打を記録し、好スタートを切った。5月に入り一時打率は2割5分台に落ち込んだが、5月18日の楽天戦で4安打、20日のロッテ戦で3安打を放ち、再び打率を3割に乗せた。5月も月間打率.307を記録し、2カ月連続で打率3割をクリアしている。

 長年打率3割以上記録してきた男たちが、14年までの打撃成績を残すことができれば、昨季ハイレベルな首位打者争いを繰り広げた柳田悠岐(ソフトバンク)、秋山翔吾(西武)とともに、タイトル争いを盛り上げていきそうだ。

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