今年も多くの記録が誕生
3月25日に開幕したプロ野球も、あっという間に各球団が70試合前後を消化。長いペナントレースもまもなく折り返しを迎える。
直近でも海の向こう・アメリカでのイチローの快挙に大きく沸いたように、すでに多くの記録が達成された今シーズン。そこで今回は前半戦で達成された記録を振り返りつつ、後半戦での達成に期待がかかる記録を見ていきたい。
新井が通算2000安打達成
みんなに愛される大砲のプロ初安打は、1999年5月12日の巨人戦。そこから17年をかけて、史上47人目となる2000安打の大台を突破した。
ちなみに、新井はドラフト6位でのプロ入り。ドラフト6位以下入団での2000本安打達成となると、同7位の福本豊や、ドラフト外入団の秋山幸二、石井琢朗しかおらず、「6位以下の大卒選手」は史上初となる。
阪神・福留が日米通算2000安打まで残り2本
ここまで新井の通算2000安打をはじめ、福留孝介(阪神)、栗山巧(西武)、中島宏之(オリックス)が通算1500安打を達成。安打の記録ラッシュとなっているが、これからも達成が期待される記録がまだまだある
6月20日のオリックス戦で日本通算1500安打を達成した福留は、日米通算2000安打まで残り2本と迫っている。
20日の試合では、第1打席と第2打席で立て続けに安打が飛び出し、NPB通算1500安打をあっさり達成。日米通算2000安打との“W達成”に期待が高まったが、その後は四球もあって同日達成はならなかった。
それでも、日米通算2000安打の大台はもう目前。24日のリーグ戦再開・vs広島3連戦(マツダ)での快挙達成も大いにあり得る。
その他、村田修一の通算1000打点や井口資仁の日本通算250本塁打、中田翔の通算150本塁打など、後半戦もベテランから若手まで記録ラッシュに期待がもてる。
達成された記録
【通算1000試合出場】
大引啓次(ヤクルト) ※史上474人目
藤田一也(楽天) ※史上475人目
畠山和洋(ヤクルト) ※史上476人目
坂口智隆(ヤクルト) ※史上477人目
【通算2000試合出場】
荒木雅博(中日) ※史上49人目
【通算1000安打】
坂口智隆(ヤクルト) ※史上283人目
【通算1500安打】
中島宏之(オリックス) ※史上119人目
栗山巧(西武) ※史上120人目
福留孝介(阪神) ※史上121人目(日本通算)
【通算2000安打】
新井貴浩(広島) ※史上47人目
【通算300二塁打】
村田修一(巨人) ※史上64人目
今江敏晃(楽天) ※史上65人目
鳥谷敬(阪神) ※史上66人目
【通算350二塁打】
新井貴浩(広島) ※史上40人目
【通算100本塁打】
長野久義(巨人) ※史上276人目
【通算150本塁打】
内川聖一(ソフトバンク) ※史上162人目
【通算200盗塁】
糸井嘉男(オリックス) ※史上73人目
【通算200犠打】
今宮健太(ソフトバンク) ※史上38人目
この先達成が期待される主な記録
【通算1000試合出場】
鶴岡慎也(ソフトバンク) ※あと26試合
石川雄洋(DeNA) ※あと29試合
長谷川勇也(ソフトバンク) ※あと33試合
炭谷銀仁朗(西武) ※あと35試合
渡辺直人(西武) ※あと39試合
【通算1000得点】
新井貴浩(広島) ※あと28得点
【通算1000安打】
長谷川勇也(ソフトバンク) ※あと33安打
長野久義(巨人) ※あと41安打
【通算2000安打】
福留孝介(阪神) ※あと2安打(日米通算)
荒木雅博(中日) ※あと62安打
【通算300二塁打】
内川聖一(ソフトバンク) ※あと1二塁打
【通算100本塁打】
エルドレッド(広島) ※あと4本
山田哲人(ヤクルト) ※あと6本
【通算150本塁打】
中田翔(日本ハム) ※あと1本
坂本勇人(巨人) ※あと9本
【通算250本塁打】
井口資仁(ロッテ) ※あと3本
【通算1000打点】
村田修一(巨人) ※あと2打点
井口資仁(ロッテ) ※あと6打点
【通算200盗塁】
聖沢諒(楽天) ※あと7盗塁