広島が貯金独占!9ゲーム差独走!
昨年は史上稀に見る大混戦で、全チームが借金という珍現象も起こったセントラル・リーグ。交流戦の苦戦から、これまでになかった“異常”も見受けられるようになったセ・リーグの順位表だが、今年もすごいことになった。
今年は首位の広島が44勝29敗2分の「貯金15」で独走。28日の試合では実に22年ぶりとなる10連勝を収め、2位との差を「9」まで広げている。
そんな単騎独走の広島をよそに、史上稀に見る大混戦になったのが2位以下。なんと5チームが「33勝」で並び、2位の巨人から最下位のヤクルトまで3ゲームの中でひしめき合っているのだ。
試合数が少なく、負け数の少ない巨人が単独の2位につけ、1ゲーム差の3位に中日とDeNAが並ぶ。さらに1試合多い阪神が0.5差で続き、リーグで最も多い76試合を消化したヤクルトが阪神と1.5差の最下位となっている。
首位の広島を捉えるのは至難の業となりつつあるが、5チームによる叩き合いは必至。毎週、毎日が順位争いのようなもので、少しでも連勝・連敗があろうものなら一気に順位が変わってくる。
どのチームにとってもチャンスであり、ピンチでもある…。こんな状況を抜け出し、広島を引きずり降ろそうとするチームは現れるか。今後の戦いから目が離せない。