ニュース 2016.07.07. 14:14

暑い季節が到来…近年の“夏男”といえば

無断転載禁止
夏場に本塁打を量産する西武の中村剛也

頼れる“夏男”といえば...


 7月に入り、真夏を感じさせるような日々が続く日本列島。今年もアツい季節がやってきた。

 ペナントレースの方も、ひとつのヤマ場となる夏場の戦い。酷暑の中での連戦に加え、シーズンの疲れも出てくる厳しい季節となるが、こんな時に頼れる“夏男”といえば…?

 今回はここ5年間の7月・8月に強さを発揮した選手を調べた。


本塁打キングは夏場が見せ場...?


 野手では、この5年間で4度の本塁打王に輝いた中村剛也(西武)がその一人だ。

 11年には、7・8月の間に12球団トップの13本塁打を記録。本塁打王を獲得した14年も、同僚であるメヒアの19本に次ぐ12球団2位の16本塁打を放ち、打点41は12球団トップの成績だった。

 そして昨年も、リーグトップの14本塁打に46打点を記録。打率を見てみると、この5年間で通算.255(596-152)とそこまで高い数字ではないものの、魅力である一発長打という部分で輝きを放っている。


 また、川端慎吾と山田哲人の“ヤクルトコンビ”も夏場に強い。

 川端は14年にリーグトップの68安打、15年は12球団トップの69安打をマーク。山田もレギュラーに定着した14年以降のこの時期の打率が.356(374-133)となっており、15年は本塁打も12球団で1位となる19本を放った。


投手の“夏男”は意外なあの人...


 投手を見ると、金子千尋(オリックス)が夏場に多く勝利を積み重ねている。

 昨季はリーグ2位の5勝をマークし、防御率も2.72と安定した投球を披露。沢村賞やリーグMVPなどを獲得した14年も、7・8月だけで6勝をマークするなど、12球団トップの勝ち星を挙げた。

 2012年は7・8月の登板が1試合もなかったものの、ここ5年間の成績は20勝9敗で防御率も2.22をマーク。すらっとしていて色白な見た目は“夏男”を感じさせないが、誰もが苦しい時期を涼しい顔で投げ抜いてきた。


 西武もヤクルトも、そしてオリックスも前半戦は苦戦を強いられたチーム。後半戦、この“夏男”たちが巻き返しのカギを握る。


【近年の夏男は誰だ!?】
※成績はここ5年の7・8月の通算

・中村剛也(西武)
164試 率.255 本50 点138

・川端慎吾(ヤクルト)
208試 率.312 本13 点104

・山田哲人(ヤクルト)
152試 率.317 本32 点89

・金子千尋(オリックス)
33試 20勝9敗 防2.22

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