ニュース 2016.07.14. 18:14

女子野球W杯に向けたマドンナジャパンの意気込み!志村主将「5連覇と女子野球発展のために」

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W杯に臨むマドンナジャパン(左から志村、川端、大倉監督、六角、清水)
 9月3日(土)に韓国・キジャンで開幕する「第7回WBSC女子野球ワールドカップ」に臨む侍ジャパン女子代表の大倉孝一監督と、代表選手4名が記者会見に臨んだ。

 会見には、大倉監督のほか、今大会が6大会目の出場で、前回大会に引き続き主将を務める志村亜貴子や、ヤクルトに所属する川端慎吾の妹でもある女子プロ野球選手の川端友紀、4大会連続出場となる六角彩子、唯一の女子高生である清水美佑が出席。それぞれが、本大会に向けた思いや意気込みを語った。


大倉 孝一監督(環太平洋大学)

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「過去3大会、決勝はアメリカです。一番の脅威はやはりアメリカになると思います。そこに追随するオーストラリア、カナダにも気をつけたい。あとは、アジア圏がどういうチームでくるのか。女子野球は現地に入るまで情報が入ってこないので、予選リーグ2位以内の通過は必須ですが、戦いながら決勝リーグに入るまでに見極めていきたいと思っています」

志村 亜貴子(外野手/アサヒトラスト)

「W杯では5連覇はもちろん、女子野球発展のために全力を尽くしたいと思います。また、いま野球やっている女の子たちに夢を与えられるようなプレーを見せたいと思います」

川端 友紀(内野手/埼玉アストライア)

「女子プロ野球からは5名が代表入りしましたが、合宿は1回しか参加できていないので、早くチームに馴染んで5連覇に貢献したいと思います。代表入りしたい女子プロの選手はたくさんいるので、そういった選手たちの思いを背負いながら責任感をもってプレーしたいと思います。持ち味はバッティングなので、チャンスで回ってきたら期待に応えられるように精一杯全力を尽くしたいと思います」

六角 彩子(内野手/侍)

「4回目のW杯になりますが、年々、強豪国のレベルが上がっていて、今年も厳しい戦いになると思っています。代表から外れた選手や、日本中の女子野球選手の思いをしっかりと胸にしまって、責任と自覚をもち、何としても5連覇を達成したいと思います」

清水 美佑(投手/埼玉栄高校)

「チームとしては5連覇が目標ですが、私の個人的な目標としては、チーム唯一の女子高生なので、小学生や中学生など、若い世代からの目標になれるよう精一杯努力していきたいと思います」


ユニフォームのリニューアル


 また、女子らしいポイントを入れたいということでリニューアルされたユニフォームもお披露目となった。新しいデザインは、胸部の「JAPAN」の文字のふちが赤になっている。当初、ピンクという意見もあったようだが、「日本の国旗、日の丸の赤を胸のJAPANのロゴに施し、熱く燃える気持ち、想い、ファイティングスピリッツを表現した」とのこと。


WBSC女子野球ワールドカップ


 今大会で第7回目を数えるWBSC女子野球ワールドカップは、2年に1度開催されており、日本は第1回大会から参加している。第1回と第2回大会は準優勝だったが、第3回大会以降は4連覇中。今大会を制することになると、5大会連続での優勝となる。

 新潟と沖縄で行われた強化合宿を経て、28名から20名に絞り込まれた侍ジャパン女子代表の最終ロースター20名と、今大会の概要は以下のとおり。なお、外野手登録は3名となっているが、大倉監督は、捕手と内野手から外野手を補填する意向を示している。


侍ジャパン女子代表

<投手>
荒木 未来(アサヒトラスト)
笹沼 菜奈(平成国際大学)
吉井 萌美(平成国際大学)
田中 露朝(尚美学園大学)
里 綾実(兵庫ディオーネ)
清水 美佑(埼玉栄高校)

<捕手>
船越 千紘(平成国際大学)
有坂 友理香(アサヒトラスト)
寺部 歩美(兵庫ディオーネ)

<内野手>
金 由起子(ホーネッツ・レディース)
六角 彩子(侍)
小島 也弥(環太平洋大学)
田口 真奈(環太平洋大学)
石田 悠紀子(新波)
厚ヶ瀬 美姫(兵庫ディオーネ)
川端 友紀(埼玉アストライア)
平賀 愛莉(平成国際大学)

<外野手>
志村 亜貴子(アサヒトラスト)
三浦 伊織(京都フローラ)
長池 玲美菜(MSH医療専門学校)


大会期間

2016年9月3日~11日


出場国・地域

<グループA>
韓国
ベネズエラ
キューバ
パキスタン

<グループB>
日本
カナダ
オランダ
インド

<グループC>
アメリカ
オーストラリア
チャイニーズ・タイペイ
香港
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