中日の岩瀬仁紀は、日本通算歴代1位の402セーブを記録している。プロ入り1年目の99年から03年まではセットアッパーを務め、落合博満氏(現中日GM)が監督に就任した04年から抑えに転向。05年にはシーズン日本記録となる46セーブを挙げ、同年から9年連続30セーブをマークした。
長年、中日の勝ち試合の最後を任された岩瀬だが、14年は左肘痛によりシーズンの途中で離脱。同年は抑え転向後ワーストとなる22セーブ、防御率もキャリアワーストの3.52と精彩を欠いた。さらに翌15年は左肘痛の影響で、プロ入り17年目にして、一軍登板なしに終わる。
昨季は抑えの岩瀬が不在だったことに加え、代わりに守護神を務めた福谷浩司の不調も重なり、シーズンを通して“抑え”を固定することができなかった。“岩瀬の存在感の大きさ”と“岩瀬の後継者問題”が浮き彫りとなるシーズンだった。
だが、その問題も解決に向かいそうだ。プロ5年目の田島慎二は、開幕から31試合連続無失点というプロ野球新記録を樹立。福谷浩司に代わり5月下旬から抑えに配置転換されている。
7月28日現在、田島は40試合に登板して3勝1敗6セーブ、防御率は0.67と抜群の安定感を見せている。チームの低迷もありセーブ数は少ないが、「ポスト・岩瀬」の役割を十分に担っていると言える。さらに今季は、交流戦でパ・リーグ勢に計3失点を喫したが、セリーグ勢には依然として失点を許していない。
このまま安定した投球を披露し続けることができれば、中日の「後継者問題」に一先ず終止符を打つことができるだろう。
長年、中日の勝ち試合の最後を任された岩瀬だが、14年は左肘痛によりシーズンの途中で離脱。同年は抑え転向後ワーストとなる22セーブ、防御率もキャリアワーストの3.52と精彩を欠いた。さらに翌15年は左肘痛の影響で、プロ入り17年目にして、一軍登板なしに終わる。
昨季は抑えの岩瀬が不在だったことに加え、代わりに守護神を務めた福谷浩司の不調も重なり、シーズンを通して“抑え”を固定することができなかった。“岩瀬の存在感の大きさ”と“岩瀬の後継者問題”が浮き彫りとなるシーズンだった。
だが、その問題も解決に向かいそうだ。プロ5年目の田島慎二は、開幕から31試合連続無失点というプロ野球新記録を樹立。福谷浩司に代わり5月下旬から抑えに配置転換されている。
7月28日現在、田島は40試合に登板して3勝1敗6セーブ、防御率は0.67と抜群の安定感を見せている。チームの低迷もありセーブ数は少ないが、「ポスト・岩瀬」の役割を十分に担っていると言える。さらに今季は、交流戦でパ・リーグ勢に計3失点を喫したが、セリーグ勢には依然として失点を許していない。
このまま安定した投球を披露し続けることができれば、中日の「後継者問題」に一先ず終止符を打つことができるだろう。