“バットマン”としても話題に
楽天は29日、ケニー・レイのウエイバー公示申請手続きを行ったことを発表。手続きが完了すると自由契約となる。
レイは2013年に楽天に入団。一度は退団となるも、2015年に楽天へ復帰。今年で日本球界在籍3年目を迎えるベテラン右腕である。
1974年生まれのレイは、今年11月で42歳。ロッテ・井口資仁とともにパ・リーグ最年長選手として話題になるも、今シーズンは4試合の登板で0勝2敗、防御率7.27という成績に終わっていた。
2013年はシーズン途中の6月から楽天に加入。打球を顔面に受けて頬骨を骨折し、レギュラーシーズンは5試合の登板で0勝1敗に留まるも、ポストシーズンで復活。患部を守るためのマスク、いわゆる“バットマンマスク”をつけて好投を披露し、日本シリーズでも登板した。
シーズン途中加入の上にケガで離脱していたこともあり、レイが登板した際には「謎のバットマン」として野球ファンの間で大きな話題を呼んだ。
この後は手続きが完了次第、レイはウエイバー公示を受けて自由契約に。譲渡を望む球団による申し込みを待つことになる。ちなみに、トレードや新助っ人などでの選手獲得期限は7月31日がデッドラインとなるが、ウェイバー公示による移籍はその期間を過ぎてからも認められている。