ニュース 2016.07.30. 14:40

前田健太、7回途中2失点も10勝目ならず ドジャースは乱戦制し首位へ1差接近!

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7回途中2失点で降板し、ダグアウトから戦況を見つめる前田健太
○ ドジャース 9 - 7 ダイヤモンドバックス ●
<現地時間7月29日 ドジャー・スタジアム>

 ドジャースの前田健太が29日(日本時間30日)、本拠地でのダイヤモンドバックス戦に先発。10勝を目指し7回途中2失点と好投したが、救援陣がリードを守れず2ケタ到達は次戦以降へ持ち越しとなった。チームは終盤以降にもつれた乱戦を制し、同地区首位のジャイアンツに1ゲーム差に迫った。

 前田は初回、野手の好守にも助けられ無失点。2回はカーブを効果的に使いながら3者凡退に打ち取り、10勝目へ向け上々の滑り出しを見せた。

 すると2回裏、8番ペダーソンが左翼への2点二塁打を放ち先制。さらに4回にも7番トールスが適時二塁打を放ち、3-0とリードを広げた。

 3回も3者凡退に抑えた前田は、4回に初めて得点圏に走者を背負ったが、5番カスティーヨを空振り三振。3点差となった5回以降も2イニング連続で3者凡退に抑え、10勝目は固いかと思われた。

 しかし7回、先頭の3番ゴールドシュミットに中前打を許すと、一死後、カスティーヨに適時二塁打を浴び1点を返される。なおも一死二塁の場面で、ドジャースベンチは2番手・リベレーターにスイッチ。だが、この継投策が裏目に出た。

 リベレーターは代打・ドルリーに四球を与え降板すると、3番手のブラントンも7番トマスに左前打を許し一死満塁。さらに、8番オーウィングスに適時打を許し1点差に迫られると、続く代打・ウィークスには押し出し四球を与え、この時点で前田の10勝目は消滅した。

 負の連鎖は止まらず、同点の二死満塁で登板した4番手・アビランも不運な適時内野安打を許し逆転。さらに、この回だけで5投手目となったバイエズが走者一掃の3点二塁打を浴び、この回だけで7失点。一気に4点ビハインドを背負った。

 しかしその裏、ドジャース打線は8番ペダーソン、1番アットリーがそれぞれ2ランを放ち瞬く間に同点。さらに二死一、三塁から6番グランダルが中前適時打を放ち、8-7と再び1点リードを奪った。

 ドジャースはその後、8回裏から抑えのジャンセンを投入。守護神は2点リードの9回も無失点で凌ぎ、31セーブ目(3勝2敗)を挙げた。

 前田は結局、6回1/3を投げ、4安打5奪三振2失点の内容で防御率は3.23。救援陣の大乱調で10勝目こそ逃したが、先発としての役割はしっかりと果たし、首位ジャイアンツへ1差と迫る勝利に貢献した。

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