ニュース 2016.08.02. 08:00

【高校野球】1大会の通算奪三振数トップ3 ~夏の甲子園・記録あれこれ~

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阪神甲子園球場

甲子園の記録あれこれ~奪三振 編~


 8月7日に『第98回 全国高校野球選手権大会』が開幕する。

 いよいよ近づいてきた高校球児たちの夢舞台を前に、甲子園で輝かしい戦績を残した選手たちを振り返ってみたい。

 今日は投手の「奪三振」編。今夏も藤平尚真(横浜)や高橋昂也(花咲徳栄)、寺島成輝(履正社)といった注目の好投手たちが甲子園大会に出場してくるが、偉大な先人たちはどれだけの三振を積み上げてきたのか。そしてそこにどれだけ迫っていくことができるのか。この夏のたのしみのひとつになる。


1位は意外?なあの人...


 1位は、第40回大会で83奪三振を記録した板東英二(徳島商)だ。準々決勝の魚津戦では、延長18回を1人で投げ抜き、25奪三振を記録。参考記録ではあるが、1試合では最も多い奪三振の数だ。再試合となった魚津戦の9奪三振、決勝の柳井戦は3奪三振と二ケタに届かなかったが、4試合で二ケタ奪三振をマークした。

 2位は、現在日本ハムでプレーする“ハンカチ王子”こと斎藤佑樹(早稲田実業)の78奪三振。今から10年前に行われた第88回大会で、記録した奪三振数だ。3回戦までに二ケタ奪三振を記録した試合は、2回戦の大阪桐蔭戦のみだったが、準々決勝に入ってから三振数を伸ばした。特に田中将大(現ヤンキース)と投げ合った駒大苫小牧との決勝戦では、引き分けとなった1試合目が16奪三振、再試合は13個の三振を奪った。

 3位は、現在楽天で抑えとして活躍する松井裕樹(桐光学園)。高校2年の時に出場した第94回大会の1回戦・今治西戦で、大会史上最多10者連続奪三振と、1試合22奪三振を記録。続く2回戦の常総学院戦でも19三振を奪うなど、2試合合計で41三振を奪った。これは2試合が終了した時点で板東が記録した40三振を抜く、大会最多記録。3回戦の浦添商戦、準々決勝の光星学院戦でも二ケタ奪三振をマークするも、準々決勝で敗退し、板東、斎藤の記録を上回ることができなかった。

 今大会も多くの好投手たちが甲子園のマウンドに立つ。今夏、板東が持つ83奪三振の記録を破る投手はでてくるだろうか。


【大会通算奪三振数ベスト3】
1位 板東英二(徳島商)
第40回大会:83奪三振/63回

2位 斎藤佑樹(早稲田実)
第88回大会:78奪三振/69回

3位 松井裕樹(桐光学園)
第94回大会:68奪三振/36回
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