ニュース 2016.08.02. 19:30

【侍ジャパン】いざ、王座奪還へ…小久保監督が語った意気込み

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小久保ジャパンの集大成を...

「世界一奪還」をめざす


 いよいよ2017年3月に迫った「第4回ワールドベースボールクラシック」。2日に行われた記者会見では1次ラウンドおよび2次ラウンドの東京プール開催が発表され、大会の詳細が発表された。

 記者会見には、侍ジャパンの小久保裕紀監督をはじめ、NPBの熊﨑勝彦コミッショナーとWBC INC.アジア代表のジム・スモール氏が出席。小久保監督と熊﨑コミッショナーは、「世界一の奪還」が最終的な目標であることを強調した。


キューバは「必ず勝てる相手だと思っている」


 東京ドームで行われる1次ラウンドは、2017年3月7日(火)から11日(土)まで開催。日本はキューバ、中国、オーストラリアと戦い、上位2チームに入ればもう一方のプールを勝ち上がった上位2チームとの第2ラウンドへと進出する。

 対戦相手の印象について聞かれた小久保監督は、「まだ対戦国が決まったばかりなので、大雑把なイメージしかないです。これから各国の代表選手がどういった選手なのかという情報収集から分析に入っていきます」とコメント。

 「まずは1次ラウンドと2次ラウンドを東京でできるということ、日本の皆さんの後押しを受けられるということをプレッシャーに感じることなく、力に変えて戦っていけることが一番なので、各国の情報収集はこれからです」とした。

 最大のライバルとなるであろうキューバについては、「大学生の時に衝撃を受けた国。スピードとしなやかさ、強さを兼ね備えた野球をするという印象を持っています。しかし、日本もトップの選手たちが集まって戦うわけなので、その選手たちが自分のパフォーマンスを発揮してくれれば必ず勝てる相手だと思っています」と攻略に自信ものぞかせた。


小久保裕紀監督・一問一答


――11月の強化試合の位置付け

「本番までに集まれる最後の機会なので、本番に呼ぶであろうメンバーを中心に編成したいと考えています。
その選手たちが翌年のWBCに向け、どういうオフの過ごし方をしてくれるかの意識付も大事なので、本番を見据えた集まりにしたいと思います」



――11月の日本人メジャーリーガー招集について

「投手に関しては難しいと思いますが、本人や球団と話をして、確認してからになるかなと思います」


――2013年から中長期的にチーム作りを行ってきた手ごたえは?

「最初は26歳以下という縛りがあったが、その後も何度か招集したなかで、その当時に伸びてほしいという選手が着実に力をつけて実績を残してきている。特に野手の面では手ごたえをつかんでいます」

「ただ、何よりも侍ジャパンが発足して、日本球界を引っ張るのは我々なんだという選手たちの使命感が根付いてきたことが一番の収穫かなと思います。全世代を通してトップチームが手本となって引っ張っていける。そういう意味では、集めた選手たちが着実に成長していると感じています」


――メンバー構成について

「ある程度頭の中にはありますが、あとは日本人メジャーリーガーをはじめ、過去に招集したことのない選手と、常連の選手たちとのコミュニケーションというか、チームとしての輪、結束という面が本番では大事になってくるかなと思います」


――11月と2月の構想

「11月は試合に使わないかもしれないが、(選手を)集めて同じユニを着て、という考えは伝えてあるので、12球団の理解を得て招集できればと思います」

「2月に関しては、きょう日程が決まったので、そこから逆算して過去の合宿期間などを検討しながら、より具体的な集合日などをこれから定めていきたいと思います」


――短期決戦を戦う上で必要なこと

「一番は投手力だと思います。何度も言っているとおり日本の投手力がカギになと思うが、WBCは球数制限があるので、1試合に先発型の投手を必ず2人は用意する必要があるのかなと。球数が1つのポイントになると思います。あとは、所属チーム出ないようなサインを、その場に応じて私が出し切れるかということですね」

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