ニュース 2016.08.16. 11:16

終盤に猛打で見せ場も…初出場の嘉手納、ベスト8入りはならず

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【夏の甲子園】大会10日目・第1試合の結果
第98回 高校野球選手権大会
嘉手納 5 - 13 明徳義塾
<3回戦 8月16日>

 「第98回 全国高校野球選手権大会」は、大会10日目。今日から3回戦に突入し、ベスト8をかけた戦いがはじまる。

 第1試合では、初出場の嘉手納(沖縄)が登場。甲子園常連の明徳義塾(高知)に挑むも、相手の猛打に圧倒されて敗退。準々決勝進出はならなかった。

 初回からチャンスは作った嘉手納。一死からの連打で一、三塁とし、4番の知花拓哉(3年)を迎える最高の展開も、セカンドゴロで併殺に倒れてチャンスを生かせず。1点を追う3回には相手の暴投で三塁に進み、それを刺そうとした捕手の送球も暴投になってその間にホームを狙うも、素早くカバーしたレフトからの送球が完璧に返ってきてホーム憤死。相手の堅い守備に苦しめられる。

 すると先発・仲地玖礼(3年)が4回に捕まり、タイムリー2本で3失点。5回には2番手の大城堅斗(3年)が1点を失うと、6回には仲井間光亮(3年)が満塁弾を浴びるなどして5失点。0-10と大きくリードを許した。


 反撃は7回、一死二、三塁から村浜達成(2年)の遊ゴロの間に得点。ようやく1点を返すと、8回には先頭の新垣和哉(2年)と幸地諒承(3年)の連打で一、二塁のチャンス。ここで途中から2番に入っていた仲井間のタイムリーで1点を返すと、大石哲汰(3年)にもタイムリーが飛び出して4点目。さらに知花の安打を挟み、5番の比嘉花道(2年)がタイムリーを放って5-13。先頭から6連打の猛攻で反撃を見せる。

 沖縄代表の独特の応援が甲子園を包み込む中、続く古謝巧真(3年)も鋭い打球を放ったが、これが遊直となってアウト。飛び出した二塁走者も刺され、併殺で反撃ムードが止まってしまった。

 終盤の集中打で見せ場を作ったものの、中盤の大量失点が響いた嘉手納。はじめての夏の甲子園で1勝を挙げるも、最後は常連校の強さを前に屈した。


▼ 嘉手納・大蔵宗元監督
「相手の強さを肌で感じました。序盤、走者を出しながらもなかなか得点を挙げられなかったのが響いた。選手たちは最後まで思い切り振っていってくれました」
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