ベスト8が出揃う
夏の甲子園は17日に大会11日目を迎え、準々決勝に進出する8チームが全て出揃った。この日は聖光学院(福島)、作新学院(栃木)、木更津総合(千葉)、北海(南北海道)の4チームが勝利を収め、8強に名乗りを上げている。
第1試合では、東北最後の砦となった福島の聖光学院が東邦を下して準々決勝進出。劇的な勝ち上がりで勢いに乗る東邦(愛知)を止めた。
第2試合は作新学院がエース・今井達也の2失点完投で花咲徳栄に勝利。今井は打っても2打点でチームを4年ぶりの8強へと導いた。花咲徳栄の注目左腕・高橋昂也はこの日はリリーフ登板。存在感を発揮するも、3回戦で散る。
第3試合は木更津総合が勝って夏は初めてのベスト8。エースの早川隆久が2試合連続の完封で、広島新庄(広島)のエース・堀瑞輝との左腕対決を制す。
そして最後の第4試合は北海が競り勝ち、ベスト8最後のイスを確保した。
▼ 11日目・第1試合
● 東邦(愛知) 2 - 5 聖光学院(福島) ○
聖|100 012 100|5
東|010 000 010|2
10年連続出場の聖光学院が2年ぶりのベスト8。7点差を跳ね返す大逆転サヨナラ勝ちで勝ち上がってきた東邦の勢いを止める。
▼ 11日目・第2試合
● 花咲徳栄(埼玉) 2 - 6 作新学院(栃木) ○
花|000 100 010|2
作|050 000 01X|6
6年連続出場の作新学院が4年ぶりのベスト8。エースの今井が152キロを計測し、10奪三振の2失点完投。打っても2打点の活躍。注目左腕・高橋昂也が登板する前に5点を挙げて逃げ切った。
▼ 11日目・第3試合
○ 木更津総合(千葉) 2 - 0 広島新庄(広島) ●
木|100 000 100|2
広|000 000 000|0
木更津総合が春夏連続のベスト8。夏の8強入りは初。エースの早川が2試合連続完封の快投。
▼ 11日目・第4試合
● 日南学園(宮崎) 1 - 4 北海(南北海道)
日|100 000 000|1
北|010 000 03X|4
ベスト8最後のイスを掴んだのは北海。1994年以来で実に22年ぶりの8強。