第98回 高校野球選手権大会
東邦 2 - 5 聖光学院
<3回戦 8月17日>
「第98回 全国高校野球選手権大会」は、大会11日目。今日でベスト8がすべて出揃う。
第1試合では、10年連続出場の聖光学院(福島)が東邦(愛知)を下して準々決勝進出。2014年以来で2年ぶりとなるベスト8入りを果たした。
初戦で初出場のクラーク国際(北北海道)に競り勝ち、3回戦に進出した聖光学院。この日は2回戦で大逆転のサヨナラ勝ちを収めたミラクル・東邦との対戦となったが、この大一番でこの夏地区大会も含めて初登板・初先発となった鈴木駿輔(3年)が快投を披露する。
初回から1点の援護をもらった鈴木は2回、犠飛によって同点に追いつかれるものの、打ってみろと言わんばかりの気迫で投げ込む直球で東邦打線を圧倒。テンポよく打ち取っていく。
すると打線が5回に勝ち越し。先頭の松本康希(3年)が三塁打で出ると、2番の小泉徹平(2年)がキッチリ犠飛を放って勝ち越し。6回には鎌倉誠(3年)の二塁打と中屋大輔(3年)のセーフティバントで一、三塁とすると、西川将也(3年)のタイムリーツーベースで追加点。さらに瀬川航騎(2年)にもタイムリーが飛び出し、4-1とリードを広げた。
援護をもらった鈴木は、終盤に入っても直球の勢い衰えず。8回に1点こそ返されたものの、相手の応援のボルテージが上がってくる最終盤に入ってもペースを乱すことなく投げ抜いた。
鈴木は結局9回を7安打、四死球4つも5奪三振で2失点の完投。この夏まったく登板がなかった男を先発させる博打に勝った聖光学院が、難敵を下して準々決勝進出を掴んだ。
▼ 聖光学院・斎藤智也監督
「分が悪いと思っていたので、正直うれしいです。選手たちにも分が悪いと言っていた分、相手に向かっていく姿勢、本来の良さが出たのかなと思います」
「8回、9回はスタンドの空気が変わった。逆に自分たちの応援と思ってやれ、と言っていたので問題はなかった。(先発・鈴木は)ケガもあって投げられなかったけど、この一年で一番の投球でした」
▼ 聖光学院・鈴木駿輔
「気持ちを前面に出した投球ができた。今日は出来過ぎです」
東邦 2 - 5 聖光学院
<3回戦 8月17日>
「第98回 全国高校野球選手権大会」は、大会11日目。今日でベスト8がすべて出揃う。
第1試合では、10年連続出場の聖光学院(福島)が東邦(愛知)を下して準々決勝進出。2014年以来で2年ぶりとなるベスト8入りを果たした。
初戦で初出場のクラーク国際(北北海道)に競り勝ち、3回戦に進出した聖光学院。この日は2回戦で大逆転のサヨナラ勝ちを収めたミラクル・東邦との対戦となったが、この大一番でこの夏地区大会も含めて初登板・初先発となった鈴木駿輔(3年)が快投を披露する。
初回から1点の援護をもらった鈴木は2回、犠飛によって同点に追いつかれるものの、打ってみろと言わんばかりの気迫で投げ込む直球で東邦打線を圧倒。テンポよく打ち取っていく。
すると打線が5回に勝ち越し。先頭の松本康希(3年)が三塁打で出ると、2番の小泉徹平(2年)がキッチリ犠飛を放って勝ち越し。6回には鎌倉誠(3年)の二塁打と中屋大輔(3年)のセーフティバントで一、三塁とすると、西川将也(3年)のタイムリーツーベースで追加点。さらに瀬川航騎(2年)にもタイムリーが飛び出し、4-1とリードを広げた。
援護をもらった鈴木は、終盤に入っても直球の勢い衰えず。8回に1点こそ返されたものの、相手の応援のボルテージが上がってくる最終盤に入ってもペースを乱すことなく投げ抜いた。
鈴木は結局9回を7安打、四死球4つも5奪三振で2失点の完投。この夏まったく登板がなかった男を先発させる博打に勝った聖光学院が、難敵を下して準々決勝進出を掴んだ。
▼ 聖光学院・斎藤智也監督
「分が悪いと思っていたので、正直うれしいです。選手たちにも分が悪いと言っていた分、相手に向かっていく姿勢、本来の良さが出たのかなと思います」
「8回、9回はスタンドの空気が変わった。逆に自分たちの応援と思ってやれ、と言っていたので問題はなかった。(先発・鈴木は)ケガもあって投げられなかったけど、この一年で一番の投球でした」
▼ 聖光学院・鈴木駿輔
「気持ちを前面に出した投球ができた。今日は出来過ぎです」