ニュース 2016.08.17. 13:25

今井が2失点完投&2打点!エースの投打に渡る活躍で作新学院が4年ぶりの8強

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【夏の甲子園】大会11日目・第2試合の結果
第98回 高校野球選手権大会
花咲徳栄 2 - 6 作新学院
<3回戦 8月17日>

 「第98回 全国高校野球選手権大会」は、大会11日目。今日でベスト8がすべて出揃う。

 第2試合は作新学院(栃木)が花咲徳栄(埼玉)と対戦。関東対決を制し、2012年以来で4年ぶりとなる準々決勝進出を決めた。

 作新学院は151キロ右腕の今井達也(3年)、花咲徳栄はエース左腕の高橋昂也(3年)という注目投手を擁し、2人の投げ合いにも期待がかかったこの試合。ところが、花咲徳栄は2試合で300球近くを投じてきた高橋を外し、2年生右腕の綱脇慧を先発に立てた。


 甲子園初登板となる右腕に対し、作新学院は2回に仕掛ける。

 無死から連打と内野ゴロで一死一、三塁のチャンスを作ると、エースの今井が自らタイムリーを放って先制。さらに2番の山ノ井隆雅(3年)のタイムリーで2点を加えると、つづく入江大生(3年)は高めに浮いた変化球を逃さずレフトスタンドへ。2ランでこの回一気に5点を挙げた。

 先発の今井は4回に2本の安打でピンチを招くと、タイムリーで1点を失ったものの、残った一死一、二塁のピンチは外野フライと内野ゴロで切り抜けた。

 5回にも二死満塁でこの日2安打と打たれていた楠本晃希(3年)を迎えるも、高めの速球で押し込み捕邪飛。要所を締める投球で相手打線を抑えこんでいく。

 8回に楠本にこの日3安打目となる一発を浴びて1点を返されるも、その裏には今井がこの日2本目のタイムリーを放って加点。リリーフで登場し打ちあぐねていた高橋昂也から得点を挙げ、粘る相手を振り切った。

 エース・今井は9回を6安打、4四死球も10奪三振で2失点完投。打っても貴重なタイムリー2本と投打に渡る活躍を見せ、チームをベスト8へと導いた。


▼ 作新学院・小針崇宏監督
「(今井について)球数は多くなったが、最後まで打たせて取る投球ができていた。自分で打って体力的な心配もあったが、最後までよくやり抜いてくれた。(高橋昂也は)かんたんに打たせてくれないなと。どのボールも一級品で苦労した。」
「今日から総力戦を覚悟していた。あすからもいい試合を」

▼ 作新学院・今井達也
「完投できたことが一番良かった。三振も取れたし、打たせて取ることも出来た。組み立てが良かったと思います」
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