今季限りでの現役引退を表明しているヤンキースのデレク・ジーター選手の引退セレモニーが現地7日、本拠地・ヤンキースタジアムで、ロイヤルズ戦に先立ち執り行われた。

　この式典には、ジョー・トーリ氏、マリアノ・リベラ氏、バーニー・ウィリアムス氏、松井秀喜氏ら、かつてのチームメイトに加え、マイケル・ジョーダン氏、カル・リプケンJr氏らもゲストとして参加した。

　そうそうたる顔ぶれを前にヤンキース一筋のキャプテンは「20年間がこんなに早いなんて信じられない。これまでの監督、トレーナー、チームメイトなど、たくさんの人々に感謝したい。最高の仲間とプレーできて幸せだった。彼らとは、敵として戦いたくない」と、かつてのチームメイトとの思い出を振り返った。

　さらに「ヤンキースのショートストップに就けるなんて素晴らしいこと。自分は最高の仕事に就けたと思う。私は皆さんのためにプレーするのが何よりの喜びだった」と語り、20年間応援してくれたファンに感謝した。

　またニューヨーク市は、2014年9月7日を「デレク・ジーターの日」と制定。長年、同市の顔として戦ってきた貴公子に、感謝の意を示した。