高梨、菊池、千賀などが初の2ケタ勝利を達成
日本ハムの高梨裕稔が18日のロッテ戦で、6回を1失点に抑え、プロ3年目で自身初となる2ケタ10勝目を挙げた。
開幕一軍を掴んだ高梨は、春先はリリーフを務めたが、6月8日の広島戦から先発に転向。8日の広島戦で先発初勝利を挙げると、そこから1つも黒星がつくことなく、自身9連勝で10勝目を記録した。
その他、自身初の2ケタ勝利を達成した投手を見ると、西武の菊池雄星もそうだ。菊池は13年と15年に9勝を挙げるも、10勝の壁を越えることができずにいた。今季は6月までに6勝をマークしていたが、故障で約1カ月半離脱。今季も2ケタ勝利が難しいと思われたが、8月5日の楽天戦で復帰すると、8月は4試合に登板して、4勝0敗の成績。8月26日の日本ハム戦で、2ケタ勝利を達成した。また、菊池は5月18日のロッテ戦から10連勝中と、チームに欠かせない投手となっている。
その他、育成出身のソフトバンク・千賀滉大が菊池と並びリーグ4位の12勝、DeNAの山口俊が11勝、日本ハムの有原航平、巨人の田口麗斗が10勝をマークし、自身初の二ケタ勝利を達成している。
【今季、初めて2ケタ勝利を達成した投手】
菊池雄星(西武)
成績:20試 12勝5敗 防2.27
千賀滉大(ソフトバンク)
成績:23試 12勝2敗 防2.61
山口俊(DeNA)
成績:19試 11勝5敗 防2.86
有原航平(日本ハム)
成績:21試 10勝9敗 防2.94
高梨裕稔(日本ハム)
成績:36試 10勝2敗 防2.44
田口麗斗(巨人)
成績:24試 10勝8敗 防2.36
自身初の2ケタ勝利達成に王手をかけている投手は?
また、2年連続で9勝に終わったオリックスのディクソンは、8月20日の楽天戦で9勝目を挙げるも、現在4試合連続で白星なし。残り試合で何とか、10勝に到達させたいところだ。DeNAの石田健大、楽天の美馬学も自身初の10勝に王手をかけている。
【自身初の2ケタ勝利に王手をかけている投手】
ディクソン(オリックス)
成績:25試 9勝10敗 防4.35
美馬学(楽天)
成績:23試 9勝7敗 防4.36
石田健大(DeNA)
成績:24試 9勝4敗 防2.96