制球が安定せず、打者10人に対し39球
ソフトバンクの松坂大輔が2日、楽天戦(コボスタ)で3648日ぶりにプロ野球の一軍マウンドに上がったが、制球が安定せず1回5失点と乱れた。
松坂は0-2で迎えた8回裏に4番手として登板。8回表に先発マスクの8番鶴岡に代打が出たため、捕手も細川に代わった。
背番号18は先頭の9番嶋に対し、3ボール1ストライクから四球。さらに1番島内、代打・松井稼には連続死球を与えると、3番ペゲーロに対しても制球が安定せず、押し出し四球で失点した。なおも無死満塁から、4番ウィラーへの初球を細川が捕逸。この間に三塁走者がホームを踏み、松坂は2点目を失った。
さらに無死二、三塁から、ウィラーの遊ゴロの間に3失点目。続く5番茂木には右前適時打を許し、スコアは0-6になった。
松坂は6番アマダーにも右前打を許し再び一死一、二塁。続く銀次にも中前適時打を浴び3連打で7点目を失ったが、8番岡島、この回2度目の対戦となった嶋は連続三振に仕留めた。
復帰戦でアピールしたいベテランだったが、打者10人に対し3安打4四死球2奪三振の成績。まさかの大乱調で一気に5点を失った。
松坂は2015年に3年契約で日本球界復帰を果たしたが、昨年8月に右肩を手術し長いリハビリ生活を送って来た。一軍での公式戦登板は、西武時代の2006年10月7日、プレーオフ(当時)でのソフトバンク戦以来、実に3648日ぶり。この日の試合前に一軍登録されていた。