ニュース 2016.10.03. 11:00

再昇格後にみせたパンチ力 来季が楽しみな西武・外崎

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西武の外崎修汰
 9月25日に行われた西武-ソフトバンク戦。2回裏、無死二、三塁で打席に立ったのはこの日ファームから昇格したばかりの外崎修汰(西武)だった。

 外崎はソフトバンク・バンデンハーグの投じたスライダーを捉えると、レフトスタンドに突き刺す今季第1号。

 まさかの伏兵・外崎の一発で、この試合の主導権を握った西武は7対5で勝利した。日本ハムと優勝争いを繰り広げていたソフトバンクにとっては実に痛い敗戦となった。

 外崎はこの試合でプロ初となる猛打賞を記録。続く27日の対日本ハムでも、初回ランナーを一塁において吉川光夫から先制の2ランを放ち、チームの勝利に貢献した。優勝争いを繰り広げていた2チームに、続けて一発を浴びせる活躍を見せた。

 プロ2年目の今季は開幕一軍スタート。内野のスタメン候補として、主にショートで起用されていたが、打率は1割台と思うような成績を残せず5月18日にファーム降格。7月11日に再昇格したが、8月8日に抹消されていた。

 足が速く、小技も上手いことから一軍では下位打線でつなぎ役として起用されることが多かった。そのため対投手というよりも状況に合わせたバッティングをしようという思いが強すぎ、迷ってしまったのも不調の遠因だったようだ。

 しかし、ファームでは8月28日からの7試合で7本塁打を放つなど、長打力を発揮。打撃を見つめ直し、またコーチとマンツーマンで居残り守備練習を行うなど密度の濃い練習を重ねて体を作り直せたこともプラスになった要因になったのだろうか。

 好調な状態で9月25日に再昇格し、2試合連続弾という結果を残したことは、来季のレギュラー獲得に向けても強烈なアピールとなった。

 小技だけでなく、パンチ力もあることを証明した外崎。来季はどのような打撃スタイル見せてくれるのか、楽しみだ。

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