パのCSはとにかく初戦が大事!
いよいよ今日、12日からセ・パともにクライマックスシリーズ(CS)のファイナルステージが開幕。日本シリーズをかけた戦いの火蓋が切って落とされる。
パ・リーグのファイナルは、日本ハムとソフトバンクによる対戦。歴史的な大逆転劇で頂点に立った日本ハムがその強さを見せつけるのか、はたまたリベンジに燃えるソフトバンクが日本一3連覇への挑戦権を掴むのか...。激戦必至、一瞬たりとも目が離せない。
「クライマックスシリーズ」がセ・パ両リーグで行われるようになったのは、2007年のこと。2008年からは優勝チームに1勝のアドバンテージが与えられるようになり、4勝先取の6試合制で戦う。
シリーズが始まってから昨年までのファイナルステージの戦いを振り返ると、“ある特徴”が浮かび上がってくる。以下はそれをまとめたもの。
【パのCSファイナル結果】
<2007年>
日本ハム(1位) ○●○●○
[vs.ロッテ]
<2008年>
西武(1位) ☆○●●○○
[vs.日本ハム]
<2009年>
日本ハム(1位) ☆○○●○
[vs.楽天]
<2010年>
ロッテ(3位) ★○●●○○○
[vs.ソフトバンク]
<2011年>
ソフトバンク(1位) ☆○○○
[vs.西武]
<2012年>
日本ハム(1位) ☆○○○
[vs.ソフトバンク]
<2013年>
楽天(1位) ☆○●○○
[vs.ロッテ]
<2014年>
ソフトバンク(1位) ☆○●●○●○
[vs.日本ハム]
<2015年>
ソフトバンク(1位) ☆○○○
[vs.ロッテ]
※☆★はアドバンテージ
こうして見ると、過去9年すべてで「初戦を勝利したチーム」がファイナルステージを勝ち抜いているのだ。
10年に3位から日本シリーズ進出を決めたロッテは、ソフトバンクとのファイナルステージ初戦、2回に大松尚逸の3ランで先制すると、先発した成瀬善久(現ヤクルト)が9回1失点で完投勝利。初戦を制したロッテは2戦目と3戦目に敗れ、後がなくなったが、そこから3連勝で一気に日本シリーズ進出を決めた。
一方のセ・リーグはというと、昨季優勝のヤクルトをはじめ、08年と09年、12年には巨人が初戦を落としながら、最終的には日本シリーズの切符を掴んでいる。
思えばパ・リーグは、1stステージも初戦を取ったチームの突破率は100%。今年もそれは継続された。
パのCSは“先手必勝”――。今日ですべてが決まる!? パ・リーグのファイナルステージ第1戦は札幌ドームにて18時にプレイボール。