ニュース 2016.10.16. 10:00

侍ジャパンに縁がない選手といえば

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日本ハムでセットアッパーを務める宮西尚生

日ハムのセットアッパー・宮西は代表経験なし


 クライマックスシリーズ(CS)のファイナルステージは、セ・リーグは広島が日本シリーズ進出を決め、パ・リーグは日本ハムが日本シリーズ進出に王手をかけている状況。広島、日本ハム、ソフトバンク以外の球団は、今季が終了している。今季はシーズンが終了した後に、来春に開催される第4回ワールドベースボールクラシックに向けた侍ジャパンの強化試合が11月に行われる。

 侍ジャパンは、球界を代表する一流の選手たちが集う。一方で活躍しながらも、プロ入り後、代表に縁がない選手もいる。4年ぶりのリーグ優勝に貢献した日本ハムのセットアッパー・宮西尚生がそうだ。宮西はプロ1年目の08年から毎年50試合以上に登板。

 チームでは貴重なサウスポーとして活躍する宮西だが、09年と13年のWBCに山口鉄也(巨人)、13年のWBCに森福允彦(ソフトバンク)、15年のプレミア12は楽天で抑えを務める松井裕樹といった左腕が選出されたこともあり、代表に縁がない。

 今季の宮西は4月12日のオリックス戦から7月13日のオリックス戦にかけて29試合連続無失点を記録するなど、今季は3・4月を除いたその他の月で、月間防御率2.50を下回る安定ぶり。シーズン防御率は1.52を記録した。また、今季は42ホールドポイントを挙げ、自身初となる最優秀中継ぎのタイトルを獲得。実績は十分あり、今回こそ代表に選出されてもおかしくない存在だ。

CS神ってた広島・田中も代表は1度もない


 野手では広島の田中広輔が、代表経験がない。田中は13年ドラフト3位でプロ入り。1年目から110試合に出場した。翌2年目の15年は141試合に出場し、打率.274、8本塁打、45打点の成績を残して遊撃のレギュラーに定着。

 同年11月に行われたプレミア12では、1次候補選手に選ばれたが、本大会では坂本勇人(巨人)、今宮健太(ソフトバンク)、中島卓也(日本ハム)が選出され、代表入りとはならなかった。

 迎えた3年目の今季は、開幕から「1番・遊撃」でフル出場。攻守でチームを引っ張り、25年ぶりのリーグ優勝の立役者となった。CSファイナルステージでは、打率.833を記録するなど大暴れ。短期決戦での勝負強さを発揮したことを考えると、代表選出も十分ありえそうだ。

 その他、五十嵐亮太(ソフトバンク)、田中賢介(日本ハム)、栗山巧(西武)といったベテランたちも代表に縁がない。この中から来春のWBCに選出される選手は出てくるのか注目だ。
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