CSで神ってた広島・田中
22日から広島と日本ハムの日本シリーズが開幕する。32年ぶりに日本一を目指す広島は、クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージでMVPを獲得した田中広輔の活躍が光った。
田中のCSファイナルを振り返ると、CS通算打率.833(12-10)と打席に立てばヒットが出るという状態だった。
【田中のCSファイナル打席結果】
第2戦:中2/四球/二ゴロ/右本
第3戦:中安/二安/四球/右安
第4戦:四球/右安/四球/左安/空三振
☆4試 打率.833(12-10) 本1 点4
3日後に迫った日本シリーズでも、CSファイナル同様の活躍が期待される。では、過去の日本シリーズで高打率を記録した選手は誰がいたのだろうか。
05年の日本Sで今江が打率.667を記録
近年では、05年に阪神との日本シリーズ4連勝で日本一を達成した当時ロッテの今江敏晃が当てはまる。今江は「2番・三塁」で出場した第1戦に、先制の本塁打を含む4安打を記録すると、第2戦も4打数4安打1打点と大暴れ。第3戦の第1打席で三振に倒れたが、この試合でも2安打をマークした。結局、4戦で15打数10安打を記録した今江は、シリーズ史上最高打率となる打率.667を記録しMVPに輝いた。
【シリーズ最高打率】
8試合:率.355 清原和博(86年/西武)
7試合:率.522 駒田徳広(89年/巨人)
6試合:率.565 柴田 勲(66年/巨人)
5試合:率.563 南村不可止(51年/巨人)
4試合:率.667 今江敏晃(05年/ロッテ)
広島の田中はCSファイナルステージでは、05年の日本シリーズでMVPとなった今江を超える打率を記録した。日本シリーズでもCSで見せたようなバッティングに期待したいところだ。