ニュース 2016.10.20. 07:45

広島・黒田が引退表明 現役最後に日本一を経験した選手といえば

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広島の黒田博樹

広島・黒田が引退を表明


 広島の黒田博樹が18日、今季限りでの現役引退を表明した。プロ20年目を迎えた今季、3・4月に月間4勝を挙げる好スタート。7月23日の阪神戦で日米通算200勝を達成し、優勝を決めた9月10日の巨人戦では6回3失点と好投。10月1日のヤクルト戦で日米通算7年連続2ケタ勝利をクリアした。

 今季もローテーションの一角を担いながらも、ユニフォームを脱ぐことを決断した黒田だが、22日から開幕する日本シリーズの戦いが残されている。最後に日本一を飾り、現役生活を終えることができるか注目だ。


新庄剛志は日本一に輝き引退


 日本一を飾り現役を退いた選手を見ると、最近では06年に日本一に貢献した日本ハムの新庄剛志が当てはまる。阪神、メッツ、ジャイアンツで活躍し、04年に日本ハムに加入した新庄。「これからは、パ・リーグです」と宣言し、オールスターでホームスチール、試合前に被り物のパフォーマンスなど行いプロ野球ファンを大いに盛り上げた。

 しかし、06年4月上旬に突然の現役引退宣言。新庄が引退したこの年、森本稀哲、田中賢介、ダルビッシュ有といった若手が成長し、チームは勝利を積み重ねていき、25年ぶりにリーグ優勝を達成。自身初出場となった日本シリーズでは、17打数6安打、打率.353の活躍を見せ、44年ぶり2度目の日本一に貢献し、最高の形で現役生活に別れを告げた。

 投手では引退を決めたシーズンに日本シリーズのマウンドに上がったケースは、88年の東尾修(西武)など少ないが、野手では05年の初芝清(ロッテ)、09年の木村拓也(巨人)などが最後に日本一を経験して現役を引退している。

 黒田も有終の美を飾り、現役生活に幕を閉じることができるだろうか…。

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