日米大学野球では最高殊勲選手賞を獲得
2016年度のプロ野球ドラフト会議が20日に都内で行われ、中日が明大・柳裕也投手の交渉権を獲得した。
柳を巡っては中日、DeNAの2球団が1位指名で競合。森、ラミレス両監督が抽選に挑み、最初にクジを引いた森監督が交渉権を獲得した。
指揮官は即戦力右腕の交渉権獲得について「今年最下位のチーム。出直しのためにいい投手が獲れたと思う」と安堵の表情。柳については「六大学の明治(出身)ということで立派な野球ができると思う。期待をしているのでよろしくお願いします」とメッセージを送った。
柳は奪三振能力に長けた本格派右腕。東京六大学では現在、リーグ歴代10位の326三振をマークしており、今年7月に行われた日米大学野球では最高殊勲選手賞を獲得した。逸材揃いの大学投手陣の中でも「完成度はNo.1」との声も。人間性も優れ、今年は川上兼伸(元中日)以来となるエース兼主将を務めた。