各球団の最古参は?
24日、牧田明久が楽天から戦力外通告を受けた。牧田は楽天で唯一、球団創設時から在籍していたメンバーであり、それは球団最古参の選手がいなくなったことを意味する。
そのため、楽天が創設された05年のドラフトでプロ入りした青山浩二、銀次、枡田慎太郎、片山博視が、楽天における最古参の選手となる。
その他の球団を見るとロッテの福浦和也は、12球団で最も長く同じ球団に所属する選手だ。地元・習志野高から93年ドラフト7位でロッテに入団し、今季23年目の大ベテラン。入団時は投手だったが、野手転向後に一気に才能が開化した 。8年目の01年に打率.346を記録し首位打者のタイトルを獲得。同年から6年連続で打率3割 をクリアした。近年はベンチを温める日が増えているが、通算2000安打まで残り68本となっている。
次いで中日・荒木雅博の21年となる。荒木は95年ドラフト1位で中日に入団。04年にセカンドのポジションを不動のモノにし、同年からショートの井端弘和とともに6年連続でゴールデングラブ賞を受賞した。4年連続Bクラスに沈むチームの中で、黄金時代を知る数少ない選手だ。
また、一方、最も短いのは前述の楽天で11年。その楽天に次ぐのがオリックスとDeNAの12年だ。オリックスの最古参は05年に自由獲得枠で入団した金子千尋になる。金子は10年と14年に最多勝、13年に最多奪三振、14年に最優秀防御率のタイトルを獲得。金子は、14年に国内FA宣言し移籍も囁かれたが残留した。
DeNAは92年から25年間プレーした三浦大輔 が今季限りで現役引退したため、最古参選手が05年ドラフト6位で入団した石川雄洋と一気に若返った。石川は下位指名の入団も、4年目の09年にレギュラー定着し、12年から3年間チームキャプテンを務めていた。
各球団の在籍年数トップ
【日本ハム】
飯山裕志 19年(98年~)
【ソフトバンク】
明石健志 13年(04年~)
城所龍磨 13年(04年~)
【ロッテ】
福浦和也 23年(94年~)
【西武】
中村剛也 15年(02年~)
栗山 巧 15年(02年~)
【楽天】
片山博視 11年(06年~)
銀 次 11年(06年~)
枡田慎太郎 11年(06年~)
青山浩二 11年(06年~)
【オリックス】
金子千尋 12年(05年~)
【広島】
天谷宗一郎 15年(02年~)
石原 慶幸 15年(02年~)
【巨人】
阿部慎之助 16年(01年~)
【DeNA】
石川雄洋 12年(05年~)
【阪神】
狩野恵輔 16年(01年~)
【ヤクルト】
畠山和洋 16年(01年~)
【中日】
荒木雅博 21年(95年~)