ニュース 2014.09.13. 17:59

これぞ“横綱・巨人”の底力 5連勝でマジック13

○ 巨人 2 - 0 DeNA ●
<18回戦・東京ドーム>

 リーグ3連覇へ突き進む巨人が、球団史上初のCS滑り込みを狙う4位・DeNAを退け、5連勝。マジックを1つ減らして13とし、このカードの対戦成績を9勝9敗の五分に戻した。

 巨人はDeNA先発のモスコーソに対し、7回まで2安打に抑え込まれ、三塁すら踏ませてもらえないという苦しい展開だった。それでも0-0で迎えた8回、二死から片岡が二塁打で出ると代打・井端が粘って四球を選び、二死ながら一、二塁のチャンス。ここで1番長野が甘く入った変化球を逃さず、左中間への適時二塁打を放ってついに均衡を破る。一塁ランナーの井端も還り、巨人がワンチャンスで2点を先制。9回はそのリードをマシソンが危なげなく守って投手戦を制した。

 再三チャンスを作るDeNAに対し、それを凌いで終盤のワンチャンスを確実にモノにする。首位を守り続けた今年の巨人を象徴する試合運びで、粘るDeNAを振り払った。

 一方のDeNAは、巨人先発・小山に対し2回以外すべてランナーを出しながらもあと1本が出ず。7回まで10残塁を記録し無得点。好投した先発・モスコーソを援護することができなかった。

 これで2試合連続の零敗。健闘を見せる投手陣に対し、ここに来て自慢の打線が金縛りにあったかの如く、チャンスで沈黙してしまっている。この緊張感の中での戦いを乗り越えなければ、CS進出は見えてこない。殻を破り、チームとしてもう一歩前に進むことができるのか。明日以降もDeNAの戦いぶりから目が離せない。

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