侍ジャパン・強化試合
○ 日本 3 - 7 メキシコ ●<11月10日 東京ドーム>
侍ジャパンの強化試合が東京ドームで開幕。初戦でメキシコと対戦した侍ジャパンは、合計8つもの四球をもらってチャンスを作りながらここ一番で一本が出ず、3-7で敗戦。黒星発進となった。
侍ジャパンの先発は武田翔太。先頭からの連打と四球でいきなり無死満塁のピンチを迎えるも、4番のアマダー以下を三者連続で三振に斬って取り、どうにか無失点で切り抜ける。
するとその裏、制球の定まらない先発・オイエルビデから3つの四球で一死満塁のチャンスを作ると、5番の筒香嘉智も四球を選んで労せずして1点を先制。しかし、残ったチャンスは内川聖一が内野ゴロで併殺に倒れ、追加点とはならなかった。
4回、立ち直る気配を見せていた武田が四球と味方の失策でピンチを招くと、ベルドゥーコにタイムリーを許して失点。同点とされると、5回には代わった2番手の千賀滉大がキロスにソロを浴び、逆転を許す。
侍ジャパンは5回に筒香がセンターオーバーの適時二塁打を放って追いつくものの、ここでもあと一本が出ずに勝ち越しはならず。
すると6回、イニングを跨いだ千賀がサスエタにライト前へ運ばれるタイムリーを許し、本塁への送球が逸れる間にもう一人が生還。2-4とリードを広げられてしまった。
反撃したい打線も、メキシコの小刻みな継投を前に6回以降はチャンスを作ることができず。8回に内川がこの試合チーム3本目となる安打を放つと、二死一塁から鈴木誠也のタイムリーで1点を挙げたが、代打で登場した大谷翔平は空振り三振に倒れる。
迎えた9回、侍ジャパンはこの回から山崎康晃がマウンドに登るも、ペーニャに適時打を浴びて失点。さらに押し出し死球とタイムリーで計3失点。3-7とリードを広げられてしまった。
8つの四球をもらいながらも序盤のチャンスをモノに出来ず、投手陣がピンチで粘れなかった侍ジャパン...。本戦へ向けて不安多き船出となった。
試合結果
メ|000 112 003|7日|100 010 010|3
▼ 投手リレー
日:武田、千賀、大瀬良、山崎、岡田=大野
メ:オイエルビデス、カステヤノス、ウィリアムソン、アビラ、ララ、マルティン、メサ、ペレス、サンチェス=バレ
▼ 日本・スタメン
(遊)坂本勇人
(中)秋山翔吾
(二)山田哲人
(一)中田 翔
(左)筒香嘉智
(指)内川聖一
(三)松田宣浩
(右)鈴木誠也
(捕)大野奨太
P.武田翔太