今シーズンは18名が育成から支配下へ
今シーズン中に育成契約から支配下登録を勝ち取り這い上がった選手たちは合計で18名。ポジション別で見ると投手10名、捕手3名、内野手3名、外野手2名となっている。シーズン中にシンデレラストーリーに乗りかかった選手たちはどのような成績を残したのだろうか。
投手陣は平井諒(ヤクルト)が支配下登録後に一時セットアッパーを務めるなど33試合に登板し防御率2.81と大きく貢献した。また、同じくヤクルトの由規は5年ぶりの一軍登板を果たし5試合に先発し2勝を挙げた。宮川将(楽天)も後半戦9試合に登板し失点したのはわずか1試合と中継ぎ陣の光になりそうだ。
野手陣で今年一番のシンデレラストーリーと言ってもいい活躍を見せたのは原口文仁(阪神)だ。4月27日に支配下登録されると当日から代打で出場し2打席目は安打を放っている。その後はオールスターゲームにも出場し107試合に出場した。
今シーズン中に支配下登録された18名中8名が一軍未出場となっている。育成から支配下に這い上がり一軍で出場するのは簡単ではなさそうだ。
今シーズン中に育成から支配下登録となった選手
【投手:10名】
ウーゴ(巨人:3月28日)
一軍登板なし
長谷川潤(巨人:3月28日)
3試 0勝1敗 防8.53
田面巧二郎(阪神:4月15日)
4試 0勝1敗 防6.23
塚田貴之(オリックス:4月15日)
一軍登板なし
中島彰吾(ヤクルト:5月2日)
3試 0勝0敗 防6.00
平井諒(ヤクルト:6月6日)
33試 1勝1敗7H 防2.81
大田阿斗里(オリックス:6月24日)
1試 0勝0敗 防9.00
石川柊太(ソフトバンク:7月1日)
一軍登板なし
由規(ヤクルト:7月5日)
5試 2勝3敗 防4.56
宮川将(楽天:7月17日)
9試 0勝0敗1H 防0.93
【捕手:3名】
原口文仁(阪神:4月27日)
107試 率.299 本11 点46
柿沼友哉(ロッテ:7月29日)
一軍出場なし
張本優大(ソフトバンク:7月31日)
一軍出場なし
【内野手:3名】
園部聡(オリックス:7月1日)
16試 率.204 本1 点6
大木貴将(ロッテ:7月29日)
一軍出場なし
柿沢貴裕(楽天:7月31日)
一軍出場なし
【外野手:2名】
アブレイユ(巨人:3月31日)
一軍出場なし
近藤弘基(中日:7月14日)
21試 率.186 本2 点4
※()の日付は支配下登録された日