ニュース 2016.12.04. 11:00

低年俸から大幅アップを勝ち取った選手は?

阪神・原口が大幅アップ!


 プロ3年目の今季10勝をマークし、リーグ優勝・日本一に大きく貢献した高梨裕稔(日本ハム)が、パ・リーグの新人王に輝いた。高梨の今季の推定年俸は830万円だったが、2170万円アップの推定3000万円で契約を更改した。

 今オフは今季推定年俸1000万円未満だった選手の多くが、大幅アップを勝ち取っている。原口文仁(阪神)は年俸480万円から358%アップの2200万円でサインした。原口は4月27日に支配下選手に復帰すると、同日の巨人戦で一軍デビューを果たし、2打席目でプロ初安打を記録。

 5月に入ると4日の中日戦でプロ初本塁打、19日の中日戦でプロ初のサヨナラ打を放つなど、打率.380、5本塁打、17打点の活躍で、野手の育成経験者では初の月間MVPに輝いた。7月に行われたオールスターにも選出されるなど、規定打席には届かなかったが、打率.299、11本塁打、46打点と飛躍の1年となった。

 今季推定年俸730万円だった北條史也(阪神)も、13年にプロ入りしてから昨季までの3年間で一軍出場はわずかに1試合だったが、今季122試合に出場し存在感を見せた。特にシーズン後半からは打撃不振が続いていた鳥谷敬に代わって、ショートのポジションでスタメン出場する活躍ぶりだった。28日に行われた契約更改では1470万円アップの2200万円で更改した。

 その他、今季7勝を挙げた二木康太(ロッテ)は1260万円アップの1800万円、自己最多の44試合に登板した小川龍也(中日)は480万円から171%アップの1300万円、正捕手に名乗りをあげた若月健矢(オリックス)なども700万円から1500万円でサインしている。

今季年俸1000万円未満で活躍した主な選手


原口文仁(阪神)
年俸:(16年)480万円→(17年)2200万円
成績:107試 率.299 本11 点46

二木康太(ロッテ)
年俸:(16年)540万円 →(17年)1800万円
成績:22試 7勝9敗 防5.34

若月健矢(オリックス)
年俸:(16年)700万円→(17年)1500万円
成績:85試 率.227 本0 点20

北條史也(阪神)
年俸:(16年)730万円→(17年)2200万円
成績:122試 率.273 本5 点33

高梨裕稔(日本ハム)
年俸:(16年)830万円→(17年)3000万円
成績:37試 10勝2敗 防2.38

小川龍也(中日)
年俸:(16年)480万円→(17年)1300万円
今季成績:44試 1勝1敗 防2.27

※金額は推定
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